''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

五鉄風に、ささがき牛蒡のいっぱい入った鳥鍋にて、晩酌タイム より。

暑いですよ。
今少し雨が降っています。
恵みの雨か、突然の俄か雨です。

 

俄か雨と言えば、ご存知鬼平犯科帳の中に登場する話ですよね。
火付盗賊改の事務方ばかりしていた勘定方の同心・細川峯太郎が、雨宿りして、女にうつつを抜かしている間に、無頼に襲われ、悲惨な目に会い、そこを鬼平こと頭の長谷川平蔵に見られてしまう、間抜けな話です。

 

次の日に、目黒不動門前、桐屋の黒飴の味はどうであったかと、尋ねられ、挙句に身に着けていた褌(ふんどし)を前に晒されて、切腹するか、同心・伊藤清兵衛の娘であるお幸を妻にするかを、迫られるシーンが見モノです。

 

いずれにせよ、お幸と一緒になって、幸せになったのも、不思議なご縁です。
私の中では、ほっとする話です。
ただ、男としては、昔の女に未練があるのは、分かります。
とりうず、身を固めれば、一区切り付きますからね。

 

鬼平犯科帳には、いろんな食べ物が良く登場しますね。
その中でも、「五鉄の軍鶏鍋」はよく登場します。
酒、醤油、みりん、水の割り下に、軍鶏のモツとささが牛蒡のみで煮込んだ鍋料理です。

 

暑くなると、こうしたささがき牛蒡の香りと、鳥肉の旨みが凝縮されています。
食べたくなります。
少し前に、それならと、軍鶏は用意できませんが、鳥肉ならもも肉を用意して、郷里播州から送ってもらった新牛蒡と、反則の豆腐を一緒に煮て、五鉄風の鳥鍋にしてみました。(あくまでも風です)
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彩りに、同じく送ってもらったインゲン豆を散られました。
味付けも、酒、醤油、みりん、水の割り下にしました。
新鮮なささがき牛蒡の山です。

 

癖のある牛蒡と鳥肉がよく合います。
これには、発泡酒で喉を湿らせて、ゆっくりと日本酒が頂けます。
鳥の旨みを、牛蒡が吸います。
牛蒡の香りを、鳥に移ります。

 

牛蒡の旨みは、主役ではないですが、脇役に徹した結果、主役を食ってしまう存在ですね。
大根にもよく似ています。
ただ、大根は、大根だけでも十分美味いです。
鰤大根などは、主役の鰤より、大根が鰤の旨みを吸って、主役と化します。

 

しかし、大根には癖が少ないですが、牛蒡は癖が強いです。
個性の強い牛肉とも、豚肉とも、相性がいいです。
柳川にすれば、更に旨みも増します。
間を取り持つ玉子の持ち味も、更に加味されます。

 

細川とお幸の間を取り持った平蔵にもさも似たりでしょうかね。
それとも、家の中では、爺やでしょうかね。
気を利かせて、小遣い貰って、二人にしてやります。
「あー、洗濯物が・・・」、我に返って、私の役目です。(笑)

 

急に暑くなって、少し息苦しいです。
体が資本です。
無理をしないようにと、今夜も晩酌タイムです。

 

平穏無事に一日が過ごせた事に感謝です。
ありがとさんです。

 

日々の暮らしの中、感謝して暮させてもらっています。
ありがたいです。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

 

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

 

最後まで、こっちこっちとまねき猫の登場しない話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。