''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

「梵」とは、いかなる味であるのか?

昨日も強い雨の中、深夜の帰宅となりました。
幸いに、帰宅時間には、どうも小雨となり、その難を逃れるご縁があるようです。
ありがとさんです。

京都では、祇園祭が終わる頃、梅雨も明けると言われます。
雨に、祇園祭もつき物ですね。
ちょうど今夜くらいが楽しい頃ですね。

その頃、深夜の残業ですね。
京都の地にあっても、日常の生活とかけ離れたモノがあります。
京都は、みんなの憧れの地ですからね。
他の地域にお住まいの方が、京都のこと詳しいですからね。

祇園祭は、鱧の美味しい時期と重なります。
白いその身は、淡白で味わいのあるものです。
赤い梅肉を付けて頂くのも、この時期いいですね。

前にも書きましたが、梅肉には、青い梅肉というものもあります。
青梅の味わいです。
こちらもなかなの通でしか、ご存知ないですが、古いお店ではこうしたものも頼めば出してくれます。
料理人に腕の見せ所です。

赤い梅肉も少し塩分があって、淡白な鱧には大変合います。
黄色い酢味噌も、なかなか忘れがたいですね。
淡白な味わいだけに、素材の持ち味を殺さないというところがミソです。

あっさりとしたというなら、これに対するお酒も模索します。
伏見の酒は女酒と呼ばれます。
軟水のあっさりとした呑み口です。

伏見の水と同じ、喉越し口当たりです。
酒の出自が、そこの水の味を写します。

先日、私にもお中元が届きました。
北陸の妹からです。
ブログの妹ですが、いつも気にかけて下さいます。
今年も半分が過ぎましたが、いろいろとありましたね。
そんな気持ちのお印です。
イメージ 1

日本の酒文化、「梵」 純米吟醸です。
鱧にも合うと思います。

私の場合には、豆腐の奴、それもおろしたショウガをたっぷりかけて、その上から鰹節をたっぷりです。
その大きな中皿には、自家製の茄子と胡瓜の糠漬けです。
冷奴と一緒に盛り付けています。

それに焼き魚、先日はかんぱちのカマを塩焼きにして頂きました。
脂もよく乗っています。
こちらも肴の醍醐味です。

ここに「梵」を陶製のグラスに注ぎます。
どくどくどくと、その音のきれいなこと、ぐっと呑みたくなりましたね。
色も若干黄色かかっています。
きれいなお酒です。

まずは、口に近づけて酒香が楽しみます。
酒の香りです。
期待できます。

一口付けると、酸味もあり、コクがあって切れもありますね。
北陸の、山の雪解けの腰のある水ですね。
その持ち味が、「梵」にしっかりと現れています。

うまいです。
呑口の喉越しのその尻尾の長いこと、長いことです。
余韻が残りますね。

愛しい人を思う残り香のようにですね。
いいお酒を送って頂きました。
ありがとさんです。

お酒には、梵のお酒の性格や適した呑み方の冊子が入っています。
その表紙は、「心をこめて」と添えらています。
イメージ 2
 
ブログでも大変人気のお酒ですね。
気持ちも一緒に届きました。
ありがとさんです。

梵は、仏法世界でも関係があります。
梵天さまです。
神様で一番えらい神様です。
仏法世界を守護して下さいます。

それに梵は、梵字の梵ですね。
最近流行の梵字です。
携帯電話のストラップやTシャツに、外国語のように記されています。
独特なその字体に、好き嫌いはあります。

多いのは、カーンと呼ばれる不動明王様ですね。
上級者用の、重字のカンマーンやカンマンなら、もっと複雑でカッコいいかもです。
千手観音さまなら、キリク(キリーク)ですね。
こちらも格好いい人気の梵字です。

仏教の関心から始まった梵字の楽しいものです。
これも外国語でしょうかね。
でも、日本語の「あいうえお」と大変似ています。

日本語そのものとも言える語学の流れです。
きっと関係がありますね。

多くの仏様や菩薩様の真言と呼ばれる梵語の呪文には、多くのものに「ソワカ」という呪文が付きます。
「成就(じょうじゅ)」という意味ですね。
お地蔵様のところでも前に書いたことがあります。

願い事が適います様に、最後についています。
いろいろな人の願いが、そこにあります。
その中でも、成就できるように願うことが最大です。
そこには、それぞれの成すべきことを成した上での、成就が成立します。

ありがたいと感謝の気持ちは、その成就に近づける第一歩ではないかと思います。
今あること、生かされていることに感謝することが必要です。

梵からいろいろと学べます。
そう思いながら、感謝して「梵」を頂きます。
ありがとさんです。

今日も一日、私もMちゃんも世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈ります。

最後まで、平梵な話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。