''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

京のことほぎ、和三盆の香りと甘さより。

幾分か、過ごしやすい京都伏見の地です。
朝夕は、すこし肌寒い感じもします。
しかし、体が熱さになれて、微風の風でも肌に当てておかないと、暑いと感じます。
季節の変わり目を感じつつ、日々の暮らしをしています。

冷たいお茶も、温かいお茶が飲みたくなりますね。
そんな時、お茶うけですね。
昔、料理屋さんで頂いたお茶受けが、口の中で味のイメージを作ります。

落雁ですね。
和三盆という和菓子に使われている特別な砂糖で作られています。
甘さも品のいい感じです。
鼻に抜ける香りも上品です。

頂いたのは、たぶん名古屋のお菓子で、両口屋是清の「二人静」(ににんしずか)だったと思います。
急に食べたくなりましたね。

先日の日曜日、用があって京都駅前まで、買い物に行きました。
滅多に人ごみの多いところには出向きません。
そんな折、口は「二人静」です。
今の口は、一人静です。

この味を求めて、京都のお菓子も探しています。
似ている様なものは、幾つもあります。
しかし、味となると、「?」が付きます。
一つ試しに購入です。
イメージ 1

高野屋貞弘さんの「京のことほぎ」です。
紅白の色合いの半球が、一対で一つの丸落雁になっています。
二人静のような、解ける感覚とは違い、すこし堅めです。
味も、甘みが強い目です。
イメージ 2

紅白の味の違いが、複雑な甘みと、和三盆のいい香りがします。
悪くはないですが、すこし子供さんや女性向けの甘みです。
私としては、もう少し軽い目で香りと口解けのよさを求めたいですね。
そういう意味では、「二人静」に軍配が上がります。

それにしても、和菓子の本家、京都ならもっと、「二人静」に対抗すべき落雁がありそうです。
あの口どけの良さと香り、上品な甘さが、懐かししいです。
二人静は、口の中で、静に舞を回っています。
♪静や 静~ (舞のイメージは、石原さとみさんですね)

「京のことほぎ」も悪くはないですね。
祝い事のお席には、こうした和菓子で彩りたいですね。
思い出の味とは、こうしたものでしょうね。
紅白の彩りがおめでたいお席の甘さが幸を感じますよね。

何となく手が、落雁に向かいます。
写真の松葉も、干菓子ですね。
お薄にはお干菓子もいいでからね。
味もさることながら、菓子で季節を奏で、お茶で四季を喫する。

何となくいいですね。
こうした和菓子は、秋への誘う道しるべに感じます。
お茶受けに、疲れた体には、甘さが欲するものかもしれません。
そろそろ夏の疲れが出てきたようです。

昼間の残暑が残る中、体も心も、秋への準備が始まっています。
心の三毒を廃し、心静に過ごしたいです。
静や、静と心を落ち着けたいです。

生かせてもらっていると、生きる喜びもかみ締めます。
ありがとさんと感謝を添えて、手を静に合わせます。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈ります。

最後まで、両党使いの静かな舞にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。