''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

モンドセレクション金賞受賞酒「渓流」蔵囲い を吟味より。

季節も秋と言うことが、木々の色合い、風の匂いと、夏とは違う秋の雰囲気を、五感で感じられます。
今日は「体育の日」と言うことで、久しぶりの連休が頂けました。
ありがたいです。

たまにある連休はいいですね。
朝からゆっくり出来ます。
昨日の夜は、10時過ぎには休みました。
いつもなら仕事をやっている時間です。

ですから、朝の目覚めも5時前でした。
布団の中で、いろんなことを想像します。
このまどろんだ時間が大変ありがたいですね。

至福と言ってもいいです。
何もしないで時間を過ごせるのが、ささやかな喜びでもあります。
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昨日も晩酌はありましたよ。
先日購入した「渓流」蔵囲いというお酒を呑みましたね。
2009年のモンドセレクション金賞受賞酒という札がかかっていると目に付きますよね。
値段も手頃だったので、購入です。

最近、モンドセレクションという受賞商品が増えましたよね。
昔は、カバヤプリッツ源氏パイなんと言うお菓子に、それらの文字が付いていたのを思い出します。
懐かしい味の記憶です。

モンドセレクションという外国の審査機関で、日本酒というのは、どういう位置づけなのか、疑問はありますよね。

食事に合うというなら、洋食に日本酒はなかなか合いにくいからです。
どうも日本酒の持ち味とあう肴がなかなかありません。
バターなんどの油、特に乳製品の油とは相性が良くないように感じます。

もちろん、チーズは日本酒には合う方ですね。
合いにくいチーズもありますからね。
私は、白カビの生えたチーズ好きですけどね。

コクが合って、甘みもあって、それでいて油っぽくない。
そんなとろりとした白カビのチーズと日本酒の相性は、いいと思います。

焼くとダメですね。
油っぽく感じます。
ピザとかは合いにくいです。

日本酒は、肴と言うくらいですから、魚と相性がいいですよね。
ワインも白なら、魚と合います。
しかし、もともとワイン自体、魚類とは相性がいいとは言えません。
魚、シーフードというと白ワインのイメージですが、相性がいいとは思えません。

刺身とワインを相性がいいものが少ないです。
合いと思う物もありますが、大抵は合わないですね。
特に生の貝類、生牡蠣などは合わないと思います。
口の中が生くさい感じが残ります。

世界三大珍味キャビアと言えば、おロシアです。
ヤポンスキーの私にとっても、お店で頂くキャビアはクラッカーの上に、「えっー」と言うくらいしかのっていませんので、正直どんな味かと言われても、答えずらいですね。
塩が効いています。
マロッソーと言われる塩づけされていますから、塩分が強いですね。

おロシアでは、ワインでなく、ウォッカでこれらを食すようですね。
王族や貴族は、専用の金のスプーンを使って、食します。
金でないとダメなんですよね。
銀じゃ、銀スプーンの味が残ります。

金は、玉水を除いて、どんなものにも溶けない。
つまり、口に入れても食材の味しかしないわけです。
何とも贅沢な話です。

ヤポンスキー安土桃山時代の天下人、太閤秀吉公は金の茶室に金の釜で茶を立てました。
一見、馬鹿げた成金趣味ですが、金の茶釜には、意味があります。
鉄の茶釜では、どうしても鉄の成分がお湯に染み出る。

しかし、金なら純粋に名水で茶が立てられますからね。
天下の三名水というように、名水に拘る理由も分ります。

おロシアでも、魚卵なら日本酒にも合うはずです。
塩した魚卵なら、合わないはずがないように思いますね。
残念ながら、キャビアと日本酒の組み合わせはしたことがないです。
魚卵なら、数の子か、カラスミで十分ですからね。

残念ながら、ウイスキーにもキャビアは合わないと思いますね。
フレーバの香りが付いているお酒とは、合わないと感じます。

魚を食するというとどうも、西洋ではいいお酒が少ないというのが、ささやかな実感です。
やはり王道のビールならいけますからね。
できたら、日本で売られているようなタイプのビールがいいですね。

日本人はとかく生魚を食したいという世界でも珍しい人種のようです。
魚を生で食する文化がある国は大変珍しいです。
海が近くにあり、四季がある国ならではですね。
ありがたいことです。

その上、米の恵みの日本酒で、生の魚を食する喜びもあります。
これに加えて、醤油とわさびの融合です。
日本よ、万歳と言わざるを得ません。

そんな日本酒文化を、生魚を食さない、焼き魚や煮魚を食さないヨーロッパの方々に、真の日本酒の旨味を感じてもらえるのか、が疑問の中心です。
それでも、モンドセレクションで選ばれるのは、辛口で端麗なものが多いように感じます。
甘いワインでなく、ドライな食事のあうように、選考されているように感じます。

日本酒イコール甘いというイメージがありますからね。
確かに糖度は高いと思います。
日本酒を飲んだ後の喉の渇きがありますからね。
あの時の水の旨さは、酒飲みにしか分らない甘露の水の味とも言いますからね。

至福の時間を楽しめます。
日本だけでなく、今や日本食は世界に受けています。
それなら、食事の時のお酒は、日本酒を楽しんで頂きたいです。
和の食材の持ち味、出汁の文化を楽しんでもらえるといいと思います。

そんな意味でも、モンドセレクションで日本酒が評価されるのは嬉しいです。
この「渓流」蔵囲い、端麗な辛口ですね。

喉越しもいいです。
大きなぐい呑みで、喉に通します。
ぐびくび、喉を鳴らして頂けます。

癖がないと言えます。
その分、どんな食材にも合いそうです。
しかし、逆に言うなら、それだけ個性が薄いとも言えますね。

能書き垂れながら、吟味している間に、720mlの瓶が空いてしまいました。
もう一度賞味してみないと、なかなか持ち味は分りません。(笑)

至福の時間です。
この日の魚は、たこブツとカンパチのカマの塩焼き、そして鳥と伏見トウカラシの炒め物です。
なかなかよかったです。

ワインじゃ、これだけ楽しめたかどうだか、分りません。
白ワインでチャレンジしてみようかと思います。
味付けは、白ワインにあうようにアレンジしてみますけどね。

こうした時間を頂けたことに感謝です。
体も健康です。
体と心ともに元気でないと、お酒も美味しくありません。
ありがたいことです。

今日も一日、私も世の中も平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、酒飲みの四方山話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。