''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

「てっぱん」から見ています。

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秋の天気が続いています。
今日は曇り空の京都伏見の地です。
秋と言えば食欲の秋です。
食べ物もおいしいですからね。

 

何を食べようかと、買い物を行くのも楽しみです。
昨日は関東煮を作りました。(好きゃね)
一杯呑みの私には手頃な肴になりますからね。
今晩も昨晩の残りを楽しめます。

 

休日の昼ご飯と言うと、焼きそばやラーメンなど麺類が多いですね。
たまには、粉モンのお好み焼きでもしてみましょうかね。

 

朝ドラ「ゲゲゲの女房」に続いて、大阪制作の「てっぱん」ご覧になっておいでですか?
仕事場の昼休みに見ることもあります。

 

大阪制作の朝ドラは当りはずれが激しいです。
てっぱんというネーミングを聞いて、今回はハズレだと感じましたね。
番組タイトルから、コテコテ過ぎます。

 

朝ドラは、ゲンを担いでタイトルは平仮名が多いですね。
今回も同じでしたね。
ですから、ハズレの予感がありました。
ゲゲゲの女房」は、結構当たりでしたね。

 

広島県尾道から始まった尾道生まれのヒロイン・村上あかり(瀧本美織さん)は異常に元気です。
この辺は、大阪制作の共通点です。

 

幸せな家庭に、突然のアクシデントが起こります。
村上あかりは、養女だったことが発覚します。
あかりは、全く知らない事実に、大変なショックを受けます。
当然です。
親と思ってきた人達が、他人と分ったのですからね。

 

でも、育て方が良かったのか、ぐれないままに、そのまま暮らしています。
しかし、当人としては、逆に養親に気を使ってしまいます。
地元尾道で就職して、このまま家に過ごそうと感じるわけです。
育ててもらった恩を感じています。

 

養母役は、われら世代のアイドル安田成美さんです。
何ともきれいです。
久しぶりのドラマです。
何とも可愛らしいです。
正直ヒロインより、安田成美さん主演でお願いしたいくらいです。

 

話の設定は、突然のトラブルメーカーの祖母・田中初音(富司純子さん)です。
見た目は、ちょっと性悪祖母さんです。
本当は優しいおばあさんと言うことは分っています。
田中荘という下宿屋を営んでいます。
ひょんなことから、この祖母の家で間借りすることになります。

 

それらを心配して、尾道から、養父母が連れ帰りに来た。
一度は尾道に帰ろうとしたあかりでしたが、祖母の一言でこのまま大阪にとどまることを決意します。
これが先週までの話です。

 

大阪中心の話だと、安田成美さんの登場が少なくならないかと心配です。
一コマでも多く登場シーン出して頂きたいです。
もう一度、春よ来いと声を大にして言いたいです。

 

結構シリアスな場面もあって、話の出来はいいと思います。
祖母・田中初音(富司純子さん)がいいですね。
凛として、一本筋が通っています。
しかし、この意固地な性格が一人娘の千春と離反する羽目になります。
娘千春は、家出してそのままあかりを生んで、この世を去ります。

 

母として、この上もない辛い結末です。
その上、孫とも離反しそうになります。
今度こそはと、後悔が祖母の気持ちも素直にさせています。

 

話としては辛いテーマです。
昔は、中学や高校入学時に、自分が養子だったことが分って、ぐれることも多かったです。
今では、入学時に戸籍謄本の提出がないですからね。
せいぜい自分が結婚する時くらいにしか、戸籍は見ませんからね。

 

昔は養子が多かったです。
家を守るためにした養子です。
子供の頃、橋の下で拾われたなんてことを冗談でよく言われました。

 

現在では、特別養子制度などがあり、養子であることが分りにくくする制度もありますからね。
養父母とは逢わせないそんな制度体制があります。
特別な家庭環境で、どう考えても、子供を育てる環境でないことが前提です。

 

私は、18歳の時自分の戸籍をいじりました。
もちろん家庭裁判所の決定という公的な機関の公文書として、自分の戸籍をいじりました。
この下りは、出世魚の話で記事に書きました。
下の名前だけ、18歳の時に一気に二度も出世しました。

 

それ以来出世には、ご縁がありません。
ホラでなく、ぼらの「とどのつまり」なった訳です。
あちらは、5度目の名前です。

 

悲しいテーマが、このドラマにあります。
結構はまりそうな予感ですね。
今後の展開が難しいですよ。
コテコテの大阪芸人の登場は要りません。

 

「てっぱん」のタイトルの出るお好み焼きは、豚玉でよね。
やはり、お好み焼きと言うと、豚玉です。
豚肉の脂と肉質が、お好み焼きの粉とキャベツとネギと玉子に馴染みます。
いい色に焼けています。
ソースもいい感じに感じます。

 

あつあつふうふうしながら頂くお好み焼きは最高です。
家ではなかなかお店のような味にはなりません。
てっぱんの圧さが違います。
ガスの火力が違います。

 

それでも家で食べるお好み焼きはいいですよね。
豚だけでなく、牛もすじ肉もイカや海老、カキもいいですよね。
何でも合いますよね。
素晴らしい「お好み焼き」です。

 

お好み焼きの起源は諸説あろうかと思いますが、千利休の「麩の焼き」とも言われています。
ここまで来ると、正座して頂かないといけませんね。
お点前として、焼く、食するということになりますね。

 

しかし、起源はあちらこちらにあります。
小麦粉を溶いて焼くというだけです。
その中に、野菜や肉を入れるか入れないかだけですね。
あちこちら、いろんな呼び名があります。
私は播州の生まれでしたので、父は「にくてん」というものをよく作っていましたね。

 

お好み焼きには、歴史的に悲哀の話が付きます。
屋号に「ちゃん」が付くのは、女性が営んでいたことが多いです。
戦後夫が戦死したりして、生きていく為に始めることが出来た職業の一つです。
家をすこし改装して、てっぱん一つで始めることが出来たお店が、お好み焼きだったと言われます。

 

広島に多いのもこのためです。
原爆や戦争の被害によって、女性が残された子供と生きるために始めたことも、広島焼きのお好み焼きの発祥とも聞きます。
大阪も女が一人で生きていくために始めたことが多いとも言えます。
昼はお好み焼き、夜は居酒屋もどきとなりますからね。

 

いろんな歴史の中で、食文化も発展します。
しかし、お好み焼きが関西で定着したのは、やはりソースのおかげすね。
たこ焼き、天ぷら、串カツ、カレーにとソースを使うシャレた文化がその背景にあります。

 

ソースとお好み焼きの出会いが、これだけ多くのお好み焼きを支えて来たのでしょうね。

 

最近どろソースと言うのが流行っています。
ソースの熟成の過程で出来た産廃物です。
それを捨てずに、商品化したのが、どろソースですね。

 

サルベージ船のクレーンのように、最下層のすくい取るのは、仏のみ教えと近いですね。
一切衆生を救うと言うのが、仏様の目的です。
お好み焼きを丸く焼くのも、禅の円相ですね。
すべては、丸く収まるようにと願います。

 

お好み焼きを切ったりひっくり返したりする道具があります。
テコとか、コテとか呼ばれます。
私的には「コテ」です。

 

お茶のお手前なら、茶杓でしょうね。
道具の使う所作が、食べ方の美しさを演出します。

 

上品に、お皿にお箸もいいですが、てっぱんでコテでお好み焼きを直接口に持って来て食するのも、一様の美学を感じます。

 

てっぱんからどんな話やドラマが生まれるのでしょうね。
お家お家で味付けも工夫も違いますからね。
たまにお好み焼きが食べたくなりましたね。

 

日頃のストレスを取り去り、心静に安穏に暮らしたいものです。
せめてもの休みの日くらい、心の三毒を生じさせないで過ごしたいです。

 

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせるように、祈ります。

 

最後まで、お好み焼きの話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。