たまには、泣いてください。涙流して心のつかえを洗い流してください。
心のつかえで息苦しくなります。心も開放してやるのが大切です。
なにも有名な作品だけが感動を与えるとは限りません。
アニメだって、音楽ビデオだって、時に映画や芝居、何でもありです。人それぞれ違います。
今、巷では子供の頃のアニメを各種のコンピューター用のテレビでやっています。また、書店にも名作を毎号ごとに解説書付きでDVDが付いてくるものもあります。少しだけ昭和ブームなんでしょうかね。懐かしいものをよく見かけます。
私も何度もよく見るビデオあります。あまり有名ではありませんが、「ペリーヌ物語」です。特に49話『幸せの涙が流れる時』の話は傑作です。
日曜日の7:30からやっていたカルピス劇場やその後のハウス劇場です。「家のマークでおなじみの」という懐かしいフレーズです。この中にやっていた作品の一つです。子供の頃よく見てました。何度も再放送されました。
「アルプスの少女ハイジ」や「母をたづねて三千里」など名作ぞろいです。ジブリの高畑勲や宮崎駿などの監督の作品です。
ペーリヌ物語はこの監督作品(高畑勲氏は絵コンテで作品にかかわっておられます)ではありません。でも名作です。あまり再放送はされていません。二度ほど朝の早い五時台の時間にやってました。DVDにもなっています。レンタルでも見ることが出来ます。
詳しく紹介しているホームページもありますので一度そちらも見てください。
www2s.biglobe.ne.jp/~nem/perrine/perrine.html
話のあらましはこうです。
インドから父と母と三人で、父の故郷フランスのマロクール村に帰ろう度の途中から始まる話です。マロクール村には祖父がいます。
祖父は大事業家で織物工場の創業者でかつ現役の盲目の社長と言う設定です。仕事には大変厳しい人であり、気難しく周りからも怖がられています。よくある話です。
ここに孫と名乗らず一介のトロッコ押しとして肉体労働に従事します。年も13・14歳とところです。ひょんなことから英語の通訳が必要になり英語のしゃべれるペリーヌが通訳に抜擢される。その後、異例の秘書に採用される。いろいろあって、その広大な祖父の屋敷で住む事になるのです。
祖父は孫だと知りません。社長と秘書という関係です。息子はいつか帰ってくると信じていたのですが、息子(ペリーヌの父)が死んだ知らせを受けて落ち込みます。しかし、昔父の乳母がぺリーヌと亡くなったペリーヌの父(エドモン)の子供の頃の顔に似ているとふとお茶のみ話をしたのです。
うすうす祖父ビルフランは気づき始め密かに調査させていたのです。その結果を孫とともに聞くことになり、孫だとわかり名乗りを上げるそんな話です。
その場面が49話『幸せの涙が流れる時』の話です。
声を詰まらせる声優さん達の会話に映像にもらい泣きしてしまいます。その声や映像が頭から離れません。涙が頬から伝わります。
こころが洗れるようなハッピーエンドな話です。ペリーヌ物語はここで終わりではありません。この二人の祖父と孫の生活まで描いています。微笑ましいものです。
この気難しい祖父ビルフランか゜神に感謝しているシーンがぐっときます。
神や仏はおいでになります。