''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

鯛アラ使った鯛ちり鍋を食らう より。

朝晩の気温は、秋を感じます。
気温の変化に体調が、なかなか付いていきません。
今日21日は、iPhone5の発売が、午前8時から始まり、その長蛇の列の情報番組のテレビを見ました。

狂喜乱舞する方も多いです。
確かに、iPhone(アイフォーン)5はいいでしょうね。
好みの問題ですが、私にはあまり魅力的に感じません。
ソフトバンクユーザーですが、今だiPhone(アイフォーン)導入の予定はありません。

液晶画面が、4インチになって大きくなったみたいですね。
それにスリムでコンパクトになったのなら、またまた人気が出てしまいそうです。
私がもし購入するなら、電話機能がないものを選びます。

それよりiPadのようなタブレット端末の方が、興味をそそられます。
でも、10インチは、少し大きいと感じますね。
どれが自分にあった大きさのタブレット端末か、まだまだ思案している途中です。
でも、ノートパソコンも2台ありますから、現実的な感じはしないです。

京都で、21日と言えば、東寺の弘法さんです。
市が立ちます。
数百店が出ている京都最大級の市です。
もう一つ、25日の天神さんも大きな市の一つです。

オフィスにも近いので、もしかしたら、昼から立ち寄るかもしれません。
ただし、見るだけです。
骨董品のお皿やお軸など、多数です。
もちろん、食べ物屋さんが多いですね。
不思議なお店も多いです。

まさに一種のパラダイスです。
とりあえず天候がいいので、今日も大勢の人でしょうね。
ありがたいことです。

ありがたいと言えば、先日、鯛アラが安かったので、アラ焚にしようと思いましたが、見た目以上によかったので、鯛ちりに利用です。

かの美食家・北大路魯山人も鯛アラが好きでしたね。
鯛アラを鍋にして居られます。
寄せ鍋とか、楽しみ鍋とか呼ばれる鍋です。

愛読書の『魯山人味道』の中にも「鍋料理の話」と言う項目に、鯛の頭があったり、蒲鉾があったり、鴨があったりと、大皿に盛られるありさまがはなやかで、食欲が増す旨が記されています。

でも、楽しみ鍋の鯛ちりは、鯛だけでいいですよ。
昆布出汁した鍋で、鯛や豆腐や野菜を煮る訳です。
鯛も、頭の横のヒレ辺り肉が美味いです。

それに、鯛の目玉も頂きます。
白い芯は食べられませんが、目の周りのゼラチンのスープは上品なコンソメスープをイメージされます。
鯛で美味い部分の、頬の肉も鯛の頭についています。
鯛のアラ煮でも、一番美味い部分は頭に集中しています。
イメージ 1

これを鍋にしない手はないです。
豆腐に白菜やネギに、昆布と鯛の旨味が染み込んで、えも言われぬ美味い鍋に、なりますね。
この日はポン酢で頂きました。
もちろん、アロマっ子とんから頂いたすだちもたっぷり絞って、贅沢三昧です。

シメジなども、いい味を深めます。
やはり、美味いです。
洒落た人参も天に添えます。
秋ならもみぢにカットされば、気分だけでも紅葉刈りです。

料理の腕のある料理人さんは、蝶にカットされます。
それも、平面な2Dでなく、立体的な3Dの蝶が鍋に使う大皿に盛られることがあります。
何とも情緒のある料理の風景です。
大皿という大きなお花畑に、数匹の蝶が立体的な盛られると、これは芸術だと感じますね。

魯山人も、料理は、芸術と位置づけたのは、世界でこの魯山人が最初でしょうね。
その料理を引き立てる為の器が、重要として感覚ですね。
調理人が白衣を着て調理するように発案したのは、魯山人です。
やはり、偉大な先人です。

その魯山人がこんなことを言っています。

「貧しき人々が貧しき人々の好みの料理をする。これはマッチしていて苦情ははない」
「貧しき人々が富める人々の食事に手を出すのでは、うまくマッチしない」
「貧しき人々が富める人々との中間に在る人々の料理は、まず貧しき人々の手になるであろうが辛抱の出来るところ、出来なくても仕方はない」

意味不明な言葉で綴られている。
一昔前まで、料理屋さんで鯛アラなどは、客が食する部位でなかったです。
だから鯛アラを食することは出来なかったです。
まして、鯛アラでしかあのこってりして甘辛に、鯛アラ煮には適さないです。
あの味付けを、鯛のいい部分で使ってもあの味はでないです。

アラを知ることは、鯛を知ることに均しいと思います。
食材を知ることが料理なんだと思います。
富める人は、鯛アラの旨味を知らないでしょうね。

すし屋の鯛アラの入った赤出汁の美味い事、美味い事です。
あれば、アラでしか味わえないですからね。

もちろん、正身を使った鯛しゃぶも美味いです。
刺身で味わえない、あのゼラチン質の皮の旨味を知ることが出来ます。

鯛アラ煮を作ると、翌日の楽しみがあります。
鯛の煮凝りです。
鯛の持っているゼラチンで、鯛の煮汁が固まります。

富める人は、鯛の煮凝りをご存知ないです。
ですから、富める人々の味が、優位で、貧しき人々の味が、劣位あることはないです。

フランス料理でも、ホルモンと言えば、高級品ですからね。
胃袋や腸のに煮込みも、本来は捨てる部位であったのを、美食家たちが求めたために、高級品になっていったことになります。

日本では、まだまだホルモン肉の扱いも低いです。
たまに、テッチャンが食べたくなります。
脂をそいだ板状のチッチャンです。
シャキシャキした歯ごたえが、堪りません。

最近は、脂のついたままのチッチャンを好まれます。
脂の旨味は、肉の本当の旨味ではありません。

まだまだ、貧しき人々のB級グルメは美味しいものがあります。
素材が価格だけで、A級B級と呼ばれている気がします。
意外にB級グルメの美味さに「あら」と感動されることもあります。(笑)
でも、買占めや大人買いは辞めて下さいね。
値段が高騰します。

日々の暮らしの中に、ささやかな幸せがあります。
ありがたい仏縁に感謝しています。
ありがたいです。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、美味くてありがたい話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。