''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

常夜鍋に、五島うどんで〆にして より。

ここ数日で、京都の桜も4分から5分に咲いています。
さっき高瀬川辺りを通って帰ってきましたが、ライトアップされて、何とも言えず、綺麗でしたね。

そう言えば、昨日はゆっくりと家にこもっていました。
夕食も、ヤマサの昆布つゆを使って、タラと豆腐とほうれん草の常夜鍋にしました。
なかなか美味かったです。

何か物足りないと、最初から五島うどんを湯がいて用意していました。
何やら三大うどんと言うようです。
讃岐うどん稲庭うどんに並んで、長崎の五島うどんです。
知らなかったです。
その存在も知らなかったです。
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色も白くて綺麗にうどんです。
細いうどんです。
先日食べた讃岐うどんも美味かったです。
乾麺と言って侮れません。

1把だけかた目に湯がいて、常夜鍋の〆に、この五島うどんをさらさらと頂きました。
やはり、〆の麺類は別腹です。
どこかに入りました。

今晩の食事も、おにぎりを頂きました。
具は、梅干と、ちりめん山椒の2種類です。
梅干は、種を取り除いて、よく潰して、ここにみりんと醤油、それに少しの味の素、これらを入れて練りこみました。
それを、おにぎりの芯にして、おにぎりを結びました。
三角のおむすびです。

郷里播州の母の作るおにぎりは、三角でなく俵型でした。
ですから、三角のおむすびに子供の頃憧れていましたよ。

少し味を整えた梅干も酸味が和らぎ、甘味のあるコンビニの梅干のおにぎりのような味わいです。
これは、少しクセになるかもです。
どちらにしても、自分で作って自分で食べたのですから、問題はありません。

ちりめん山椒をご飯に混ぜ込んで、これをおにぎりにするのも、山椒の味わいが強くていいです。
焼き鮭も、昆布の佃煮も、おにぎりの定番です。

〆の麺類と同様に、おにぎりも別腹みたいに、最後には無くなります。
そう言えば、池波正太郎氏の作り出したキャラクターに梅安がおります。
この梅安の食事を中心にした『梅安料理ごよみ』(佐藤隆介・筒井ガンコ堂編)[講談社文庫]の中に、夏の項に、芋川のうどんと、焼きむすびが、登場しています。

その中で、米のうまさが分かるには、やはりにぎりめし(おにぎり)だと、佐藤隆介氏は述べられていますね。
また、にぎりめしをにぎった人の愛情も一緒に握りしめられているからだと、決論づけられていますね。

ここは、微妙です。
母や妻が握るなら、それもわかりますが、商売で売られているなら、そんな事はないでしょう。
でも、最近おにぎり屋をよく見かけます。
いろんな具材に、何を食べようかと迷いますね。

でも、結局食べ慣れは、梅干と昆布の佃煮が多いですね。
家庭の味があるのもいいです。

うどんもそうですね。
玉子とじを、家の味と思われている御仁もあるはずです。
それも美味いです。

甘く焚いたきつねも美味いです。
家によって、その味わいが違います。
それが、うどんというあっさりしたのものの良さかもしれません。
ザルうどんもいいし、温かいかけうどんも美味いです。

シンブルなだけに、うどんもおにぎりも、無限の旨さを秘めています。
私が好きなおにぎりの中に、炊き込みご飯のおにぎりがあります。
これは、譲れないです。
普通におにぎりとして頂きましますが、これには、もうひとつの楽しみがあります。
湯漬けです。

出汁のよく効いた炊き込みご飯のおにぎりにを、少し大きめの茶碗に入れて、お湯を張ります。
お湯は、おにぎりの肩位までです。(どこが肩って?)
すべてお湯に漬けません。

その上に、おにぎりの具材をトッピン具しても良いです。
昆布も佃煮や、漬物もいいですもね。

ゆっくりと、おにぎりを崩すわけです。
出汁の効いたごはんと、熱々のお湯がいいんです。
ぷーんと、出汁の香りと醤油の香りがします。

シンプルなものこそ、深い域に達しそうになりますね。
鍋の〆のうどんは、鍋の旨みの出汁と絡んで、やはり美味いです。
ご馳走様でした。

日々の暮らしの中に、ささやかな幸せがあります。
ありがたい仏縁に感謝しています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮せますように、念じます。

今日も一日に、私も世の中も、平穏無事を祈るばかりです。

最後まで、五島うどんのような細くて長い話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。