''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

懐かしい京都伏見の大黒ラーメン より。

昨日は、オフ日でしたが、オフィスの仕事で、京都に帰って来ました。
愛用のスクーターで、1時間20分ほどの時間を要しました。

 

すでに、大阪に来て1年と数カ月が経ちましたが、久しぶりに京都に来ると、帰ったという気持ちになりますね。
やはり、私にとっては、第二の郷里です。

 

昼過ぎ1時頃に、食事を取ろうと思いついたのが、ラーメン藤でした。
大手筋にあるよく行っていたラーメン屋です。
しかし、その日は水曜日です。
そう定休日だと気づき、次に思いついたのが、大黒ラーメンです。

 

もちろん、この辺りでは、大黒ラーメンは、大変ポピュラーです。
昼1時過ぎにも関らず、店は満席です。
もちろん、相席と言う事になりますよ。

 

春休みもあって、子供さん連れも多かったです。
すでに、世間様では、春休み、年度末に入っています。
電車通勤なら、すぐに気付くのですがね。
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変わらぬ味です。
懐かしいという気持ちが強いです。
大阪に来て、こんな味わいのラーメンを食べた事がありません。

 

この大黒ラーメンの味わいは、他にありません。
飛びぬけて、美味いのでなく、スープが深いです。
いろんな旨みが、幾重にも重なっています。
最後の方のスープになると、ザラザラしたスープのおりが見て取れます。

 

久しぶりに、美味しいと感じたラーメンです。
なかなか深い技が冴えますよ。

 

大黒といい、技が深いと来れば、ご存知落語の『三井の大黒』ですよね。
入船亭扇遊さんの「三井の大黒」は、いいですね。
親方の松五郎とその配下の若い衆、皆から「ポン州」と呼ばれて、バカを演じる左甚五郎の人物の作り込みが、いいですね。
同じ人物とは思えません。

 

特に親方松五郎と左甚五郎の会話の間が、何とも巧いです。
人の上に立つ親方の技量の深さといい、ちょっと間が抜けた役を演じる甚五郎のゆっくりとした言葉の速度が、何とも軽妙でいいです。

 

話芸は、こうしたものなんでしようね。
ラーメンも同じです。
一口食べて、二口食べて、そのまま無心に「うまい」と思い続けながら、最後まで箸が止まりません。

 

ラーメンは、一気に食べて、混んでいる時は、後の人の事を考えて、すかさず清算して、店を出るだけです。
もちろん、「ごちそうさん」の一言は、忘れません。

 

私の中では、京都ラーメンは、ほっこりします。
何か地域性があるんでしょうね。
食べ慣れた味わいが一番です。
次に来たら、どこのラーメンにしようかと迷います。

 

麺道も、まだまだ修行中です。
ありがたいと感謝です。

 

日々の暮らしの中、感謝して暮させてもらっています。
ありがたいです。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

 

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

 

最後まで、伸びた麺のような話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。