昭和の日と恩師のご命日 より。

今日は、仕事場の仕事はオフでした。
もちろん、365日の仕事ですから、仕事場は稼働しています。
ところで、今日は昭和の日とですね。
昭和生まれの私としては、4月29日と言えば、天皇誕生日とイメージです。
そのイメージのまま、今日は、「昭和の日」になっています。

ですが、私としては、ある意味恩師の命日でもあります。
いい先生でした。
今でも、家に恩師の写真を置いています。
にこやかな笑顔です。

ある意味、恩師師匠と言うより、父的な存在でしたね。
亡くなる前々日に、親しい方から電話で、先生が危篤と聞き、次の日の朝早く病室に参りました。
そこには、息子さんがそばに居られて、「ちょっと家に帰りますので、あと宜しく」と依頼された物言わぬ寝たきりの恩師と二人きりでしたね。

いろんな方の知らせを受けて、朝から多くの見舞客が来られました。
「息子さん?」必ず問われる質問に、「いえいえ」と答えるだけでした。
つまり、前日の4月28日は、日曜日でした。

次の日の朝早く、黄泉へ旅出されました。
最後の最後まで、ご家族とお見送り出来たのは、良かったと思います。
恩師も、その恩師を同じように、最後を見送ったと聞いておりました。
これは、我流派の伝統なんでしょうかね。
そんな事もないと思いますが、気持に整理が付いた思いです。

この日も4月29日で、祝日でした。
家に帰って、走馬灯のように、先生との思い出が、断片的に無作為に思い出されましたね。

昨日も、このご命日を前に、晩酌しました。
ニッカウヰスキー　余市です。
小さなボトルをコンビニで見つけましたので、ゲットです。
芳醇な香りのシングルモルトです。

今年は、近年にないウイスキーブームでした。
じわじわと、ハイボールブームは続いていいましたが、やはり朝ドラの「マッサン」の影響が多いです。

もちろん、レモン風味のハイボールも好きですが、シングルモルトの余市となると、ストレートです。
先生も、ウイスキーが一番お好きだったです。
日本酒より、ウイスキーが合った先生でした。
写真を置いて、一緒に呑む気持ちです。

今日は、静かに、ご命日を過ごしたいです。
ありがたいことです。

日々の暮らしの中、感謝して暮させてもらっています。
ありがたいです。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、シングルモルトのようにフレーバーが長く続く話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。