''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

1907年型 「環(たまき)」 通称 テレフォンダイヤル懐中時計 より。

先日、岳父の荷物を整理していた嫁が、何か手にして帰って来ました。
よく見ると、復刻版のアンティーク時計のようです。
もちろん、本物ではありません。
岳父は、こうした古い時計に興味があったようです。
2006年版の「古の時計」の未開封のものでした。

少しネットで調べても、何度も復刻版の発売があったようで、オークション的な価値はありません。
開封とは言え、綺麗です。
ただ、1年ほどしか電池の寿命はありませんから、すでに電池切れです。

液漏れが心配で、開封しました。
手にとっても、綺麗な洒落た懐中時計ですよ。
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1907年型 「環(たまき)」 通称 テレフォンダイヤル懐中時計と呼ばれています。
そう電話のダイヤル式に見える紫色の七宝仕上げが、特徴です。

最近の若い人は、このダイヤル式の電話のかけ方が分からないようですね。
私達世代には、常識でも、若い人には、意味不明な難解なシステムのようです。
スマホの着信に、未だに黒電話の音が含まれていますから、音も分かっていても、電話のかけ方がわかりません。

映画『となりのトトロ』でも、カンタが、ばあちゃんに言われて、サツキと一緒に、本家に行って、父親の勤務先に電話するシーンがありますが、手許は見えないんですね。

昔はたばこ屋のカウンターに、公衆電話が置いてあったものです。
それが、テレフォンボックスに変わり、街中でも、公衆電話も見なくなりました。
映画のシーンでも、公衆電話から電話をかけたり、犯人から近くの公衆電話から電話が鳴ったシーンがありましたよね。

電話と言うアイテムが、いろいろと映画のスクリーンの中でもいろんなところに登場したものです。
今のスマホじゃ、何だか違いますよね。
昭和の50年代の当時、個人が携帯電話を持つなんて感じ得られなかった事態です。
あっても、カバンのような無線電話でしたよね。
警察や税務署のガサ入れですよ。

はたまた、引田天功の自動車に付けた無線電話みたいな特殊な方しか持てなかったです。
それが、私が昭和63年にバイト先のお客さんが、辞典のようなサイズのNTTの携帯?電話を使っていたのを見た時、驚きました。

ちょっとその手の筋の方のような人でしたので、ヤバいと思いました。
きっと、薬とかやっておられたような危険な香りもしましたね。

独りで、何か喋っていますからね。
目を見ちゃいけないと、目を伏せた感じです。
住まいしていた伏見の地でも、発砲事件が多発していた時代ですからね。
当時は、その手の事務所も、大変多かったです。

それを思い出せば、個人がポケットに入る携帯電話を、大人ならずも、高校生や中学生や小学生まで持つ時代です。
大抵はガラケーでなく、スマホでしょうけどね。
小さなカバンやズボンのポケットに入るコンピューターが出るなんて、想像も付かなかったです。

学校の先生が、自分の研究室の電話にカプラー繋いで、ネットに繋げていたのは、知っていましたけどね。
カプラー(音響カプラ)って言っても、最近の人はご存知ないですね。

昔電話の受話器に付けて、インターネットしていたんでよ。
ジー、ガー、ジー、ガー、ジー、ガー」ってね。
一昔前の、FAX通信音みたいな感じですよ。

時代も変わって、時計のかあり方も変わりました。
私もそうですが、スマホガラケーで、時間を確認しますので、時計を付ける機会が少なくなりました。
時計もアクセサリー的な位置づけになって、値段も二極化しています。
ある意味アンティークな時計もありですよ。

今回のは、復刻盤ですが、内部の機械は安いものです。
ただ、時計回りの作りは、金属製でそれなりの雰囲気は出ています。
電池交換も百均で購入した電池を使って、自分で出来ました。
もちろん、きちんと時間は正確に知らせてくれます。

これなら、手許に置いて、使いたいです。
ある意味岳父の形見分けでもあります。
大切に使いたいです。

日々の暮らしの中、感謝して暮させてもらっています。
ありがたいです。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、電話の穴から見えた世界の話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。