お盆と言うのに、暑いです。
そういいながら、すぐに西日本に台風接近中です。
お盆に台風と言う記憶が少ないです。
この台風が、お盆の後の残暑にどう影響するのか、不明です。
日本には、四季がありますから、いろいろな季節を楽しめます。
暑い夏も、この時期だけです。
楽しみたいと思います。
最近、我が家の嫁が、俳句に夢中になっています。
新聞に投稿したり、図書館で俳句の本を借りてきたりと、熱中しています。
私も、和歌や俳句の世界は、好きな方です。
そんなこんなで、私の手元にも、俳句歳時記を携えています。
岳父が俳句が趣味で、いろいろと専門書を所蔵されていました。
それとは、別に私用の俳句歳時記をです。
残暑と言えば、秋の季語です。
草の戸の残暑といふもきのふけふ by 高浜虚子
もちろん、虚子(きょし)と言っても、女性ではなく男性です。
「虚子(きょし)」の名の由来は、本名の「清(きよし)」(旧字)に由来していると聞きます。
俳句の作風は、伝統的な五七五調で詠まれると考え、季語を重んじ平明で余韻があるべきだする、客観写生を旨とすることを主張して、「守旧派」の河東碧梧桐と激しく対立したと聞きます。
若き時より、「子規門下の双璧」と言われた親友であった碧梧桐であったが、碧梧桐の元婚約者大畠いと(糸子)と碧梧桐の入院中に親密になって結婚したとあります。
作風と言うより、個人的な遺恨があるようにも感じます。
赤い椿白い椿と落ちにけり by 河東碧梧桐
個人的には、この俳句が好きです。
虚子は、碧梧桐が死んだと聞いた時に読んだ俳句が、感慨深いです。
たとふれば独楽のはぢける如くなり by 虚子
虚子の主宰した『ホトトギス』からは、飯田蛇笏、水原秋桜子、山口誓子などを有名な俳人を輩出しています。
やはり、何となく「子」を使う俳号が多いんですね。
暑い夏と、すぐにやって来る台風と、このお盆には、いろいろと晴耕雨読の時間を過ごせそうです。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。