日曜日のランチタイムに、何を作ろうかと、冷蔵庫の整理を兼ねて見ていると、この日のランチは、ちゃんぽんにしようとなりました。
使うのは、名城食品のゆで中華太めんのちゃんぽんです。
味もインスタントの粉末フーズにしては、よく出来ていたと思います。
冷蔵庫から、キャベツ、長ネギ、人参、キノコ、竹輪、豚肉と使えば更に具沢山になって、パッケージみたいな見場のいいちゃんぽんになります。
こりゃ、便利です。
ここのメーカーは焼きそばはよく買いますが、ちゃんぽんは初めてかもです。
初めてと言うと、突然ながら、日曜日の夜8時前から聞いた
「ABCラジオ上方落語をきく会」、桂二葉さんの落語「らくだ」の出来は良かったですね。(突然過ぎます)
噺も50分近くあった本格的落語でしたね。
上方落語版の「らくだ」でしたね。
本来上方落語では、「らくだの葬れん」と呼ばれることが多いです。
らくだが主人公の話ですが゛、らくだは出て来ません。
出来てますが、死体役です。
生きたまま出て来るのは、日本橋での回想シーンです。
日本橋で、ふぐを買って来て、それを食べて猛毒のフグ毒テトロドトキシンによる死亡です。
長屋のご近所でも、大家にも嫌われ者です。
家賃も一度も入れたことがない。
祝儀不祝儀の割も、払うと言いながら、建て替えて貰って、踏み倒します。
でも、考えようによっては、美味しいふぐを食べて、黄泉に旅立ったんですから、これはこれで幸せかもしれません。
死後の始末もしないまま、身寄りがないまま、今で言う孤独死です。
あらすじは、らくだの兄貴分と言うのが、らくだの長屋で、らくだの死体を発見します。
第一発見者です。
どう見ても、普通の暮らしをしていない反社の匂いがします。
そこに、屑屋が通りかかります。
ここから、屑屋の災難ですね。
大阪弁、少し聞き障りのある言葉が続きますので、女性での落語は、なかなか難しいと思っていましたが、最後まで上出来の熱演に驚きましたね。
この年にして、難しいらくだを演じるのは、なかなか大変ですね。
前に聞いた「てんぐ刺し」とは、全く違ったアホを演じます。
こちらは、災難続きのアホですね。
商売道具を取られて、仕方なくパシリをさせられます。
ご近所も、大家も、分けも分らず、社会適合者のらくごとその兄貴に翻弄させられます。
見せ場は、兄貴分に進められて断った酒を飲んでから、強気の兄貴と弱気の屑屋が、立場が入れ替わります。
日本橋から千日前の焼き場の有った記憶の落語の噺ですね。
今では、繁華街のあんな場所に、斎場があたったんです。
墓場もありました。
墓場を阿倍野に移転させて、斎場と周囲の灰山を、大阪市がお金を付けて処分させて、繁華街にさせた経緯があります。
お金を付けて土地をあげるわけです。
でも、灰山の処理に金銭が掛かって、儲けはなかったと聞きます。
上方のらくだを聞くと、この日本橋辺りの噺をするかどうかで、落語の内容も変わります。
冷酒と冷と、斎場の火屋を兼ねてオチにするのも、少し噺が変わります。
6代目松鶴師匠の落語「らくだ」は、それが濃厚です。
濃厚と言えば、ちゃんぽんのスープです。(強引やなぁ)
粉末スープにして、この味は凄いです。
魚介の味がします。
海老、ホタテ、スルメ、ムロ節、味の輪郭もしっかりしています。 (粉末スープに、エキスが入っていますよ)
ちょっと驚きです。
太麺がいい仕事してます。
材料のキャベツ、長ネギ、人参、竹輪、豚肉、よく合います。
もっといろんな材料を入れたらもっと美味くなるでしょうね。
炒めてから煮る、つまり煮よう(二葉)によっては、出来が更に良くなりそうな予感です。
もっと美味くなりそうよ感がします。
女性の落語家さんも、ちゃんぱんも楽しみですね。
落語では、女性ならでの良さも悪さも、ちゃんばんして、更にいろんな旨味が加味していくように感じます。
共に楽しめましたよ。(チャンリンチャンリン デンデン)
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。