夕刻、郵便屋さんがやって来ました。
そう、ゆうパックの配達です。
宛名を見れば、嫁宛です。
でも、小さな箱にしては、中身が重いです。
なんじゃこりゃと、思い返しても、手で持ったくらいで中身は分かりません。
それじゃ、私の見聞力の覇気で、中身を見ると、何かやら袋物らしいです。
それならと、鼻で匂いを嗅いでみると、中身は分かりません。
松竹新喜劇の藤山寛美さんの「鼻の六兵衛」でじゃないですからね。
鼻の六兵衛と言えば、城下の将軍家拝領の旗指物の旗を紛失して、それを六兵衛の鼻の嗅覚で探そうと言う、荒唐無稽な芝居です。
挙句に、見つけた旗の褒美として、兼光の短刀を拝領して、その銘まで当てるのかと言えば、竹光と金光は、重さで分かると、白塗りの(小島さんの)バカ殿さんを驚かせるのが、オチでしたね。
あれは、ドラマで言えば、「SPEC」ですよね。
『SPEC〜警視庁公安部公安第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜』の主人公の当麻紗綾(戸田恵梨香さん)とが、瀬文(加瀬亮さん)が珍事件を解決する不思議な刑事もの話です。
7歳児のゆうゆうも、「当麻ちゃん、大好き」とこのドラマ大好きでAmazon primevideoで観ています。
7歳児にして、理解できるのか、親としては不明ですが、私が観たいものを娘も観ます。
それだけです。
とは言え、当麻ちゃんの特殊能力と鼻の六兵衛の能力をしても、荷物の中身は、不明です。
そんな中、私の能力で分かろうはずもありませんでしたが、私も重さでうすうす分かっていました。
ははぁ~ん、あれですがなぁ。
嫁が帰宅して、中身を開封して見ると、やはり、私の見聞色の覇気と腹の覇気で、当りました。
プロクオリティのビーフカレー 中辛です。
こりゃ美味そうです。
どんな味がするのか、いつもの買う安いレトルトカレーとどう違うのか、興味津々です。
プロクオリティのビーフカレー 辛口です。
横に居る7歳児のゆうゆうは、辛いカレーが苦手です。
「ゆうゆう辛いの苦手」と素早く立ち去りました。
私も、辛いカレーは苦手です。
少し辛いくらいの中辛が一番美味いと思います。
食べるのが楽しみです。
でも、休日ランチになると思うので、嫁のゆるしが必要です。
パブロフの犬みたいに、パッケージを見て、よだれを垂らして、待つしかありません。
順番から言えば、私に充てられるのは、「辛口」担当でしょう。
それでも、楽しみです。
嫁の戦利品で頂くカレーは、特別なものが多いです。
食べたことがないものが多いので、楽しみです。
兎に角、ありがたいことです。
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。
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