秋の深まりを感じると、燗酒が吞みたくなります。
やはり、燗の酒は、日本酒の楽しみの一つです。
基本、日本酒は、常温で呑むのが、作法です。
俗に言う「冷(ひや)」ですね。
でも、最近の若い方は、冷酒を冷(ひや)と勘違いされることも多いです。
冷(ひや)は、常温の酒の事ですね。
この秋口の昼間なら、常温の日本酒も美味いです。
ただ、気温が下がって、少し肌寒いとなれば、燗の酒の登場です。
燗酒と言えば、高貴です。
燗酒の祖と言えば、ご存じ藤原冬嗣でしょう。
当時右大臣の藤原冬嗣は、天長二年(825年)、嵯峨天皇が交野ガ原に秋の狩りに出かけた折に急に冷え込んで来て、その時天皇に最初の「燗の酒」を献上したと聞きますね。 (もちろん、今のような清酒ではありますせん。低アルコールの白いのような酒ですね)
燗にしたことにより、悪酔いの元のフーゼル油分が少なくなると聞きます。
理に適った日本酒の古来の飲み方だったのかもしれません。
落語の中でも、燗の酒の噺がよく出来てます。
昔の方は、酒は燗にして呑むのが、品のいい酒の呑み方だったのでしょうね。
冷酒と親の小言は、後から効くとも言います。
自分の呑みたいの味方が、一番です。
季節によって、その時の気分で選択すればいいです。
先日、スーパーでマグロの切り落としの部位が安くなっていましたので、ブツの鮪でなく、切り落としの鮪に、とろろ芋をスリスリして、山掛けにしてみました。
これはこれで乙な食べ方です。
天にワサビを添えて、鮪の赤身ととろろの白、ワサビの緑の取り合せが、どこぞの国の国旗のようです。
晩酌タイムは、少しの量の肴を、皿数が欲しいダイブです。
贅沢な感じがします。
皿数も、冷奴、漬け盛、キムチ、和え物など、何でもいいです。
冷蔵庫の相談して、家の常備菜でもいいです。
皿数が増えると、何だか贅沢な晩酌タイムに思えます。
洗い担当の嫁の顔色を見ながら、怒りの沸点を越えない範囲の皿数です。
もちろん、油分で汚れが増えることが無いように、気を使います。
豆腐や漬物なら、その心配は少ないですよね。
酒は憂いの玉箒と言います。
憂いも少ないですが、一日のルーティンです。
季節の変わり目で、痛風発作の危険を感じながら、ヒヤヒヤ呑んでいます。(今日は、ここしか笑うとこないですよ。ねぇ、とおるちゃん!!)
ありがたいことです。
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。
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