昨日の雨は、何とも言えず嫌でしたね。
雨なので外にも行かず、家で嫁と片付けをしていました。
クタクタでしたね。
頑張った分、少しご褒美も頂きました。
少しだけ充電出来たような感じです。
重い物持って、家具を変えたり、畳を上げて確認作業したりです。
時代劇の設定に、忍者の夜襲や敵の襲撃に、すかさず畳を跳ね上げて、防御に使うのは、素人には実際は不可能です。
そうそう、鬼平犯科帳の名作『兇賊』では、盗人・網切の甚五郎が、大身旗本・最上監物を騙り、寺島村の諏訪明神の付近の料亭「大村」で、平蔵を襲撃します。
その時、脇差しで畳を持ち上げて、弓矢の盾にして防御していたのを思い出します。
名作『兇賊』と言えば、一人働きの盗賊で、居酒屋の主人で、鷺原の九平の料理を思い出します。
芋酒、芋膾、これまた精が付くと評判の芋に特化した名物料理の店でしたね。
私の中では、鷺原の九平は、米倉斉加年さんが好きでしたね。
夜鷹のおもんは、綺麗すぎる若村麻由美さんのイメージでなく、米倉斉加年さんと一緒に出られていた方の方が、ドラマとしては目立ち過ぎずストーリーとしては良かったと思います。
それは、店内では、気さくな浪人に扮した平蔵が店で飲んでいて、そこに夜鷹のおもんが入って来るわけです。
九平は、一度は入店を断りますが、平蔵がどうしたと言いながら、酒を馳走して3人で楽しく呑みます。
平蔵は、おもんに言葉をかけてやります。
この優しい言葉に、「おもん」が涙を流すわけですよね。
泪の理由は、「人並みに扱ってくれたから」と言うんです。
そして、平蔵が更に、「人並みと言って、人ではないか、俺もお前もこのおやじも・・・」と続くわけです。
最後に話し相手になってくれたと神包みの銭を渡します。
こんな大人の男になりたいですね。
私の心の琴線に触れて、涙をそそります。
とは言っても、「別れを恨んで 鳥にも心を驚かす」ようなことはありません。
「白頭掻いて 更に短かし 渾べて簪に 勝えざらんと欲す」
と言えば、とほほほぉとなるんですよね。
難しい科挙の試験に受かって、出世しても、その国が無くなれば、城の囚われ人です。
自分の運命を嘆いたことでしょうね。
人の人生も、どんなことで、人生の先行きが一変することがあるかもしれません。
私の人生も、29年独身暮らしで、このまま人生が終わるのかと思えば、49歳にして、嫁と暮らし始めて、50歳にして人並みに人の親になりました。
そこからの子育て奮闘記の毎日です。
それが今や、8歳児ゆうゆうの朝顔の鉢のお世話係です。
水をやって、花をつけるのが楽しみです。
花はいいですね。
朝顔の成長が、あっと言うに子育てと被るような気もしますね。
ここ数日で、ぐっと大きくなりました。
やはり、自然の摂理と言うか、自然の凄さ、季節の流れを強く感じます。
ありがたいことです。
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。