''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

「胡瓜の酢の物」と「冷酒(ひやざけ)」

梅雨に入ったというのに、むっとした天気ですね。
夏日と言えず、カンカンの日差しでもない。
ムシムシした感じのすこし湿気を感じる、そんな暑さです。
カラッとした空の下なら、昼餉に呑むお日様の下でのビールも最高です。

私は、ブログタイトルの通り、痛風患者です。
痛風と水分の摂取の関係と夏場は、大きく関係します。

最近の夏と言えば、熱中症で時に命まで失う事もあります。
よく聞くようになりました。
水分は上手にこまめに取っているにもかかわらず、体内の水分が出て行くばかりで脱水して、熱中症に至ります。

私も数年前に、ひどい熱中症にかかり、危ないところまで行きました。
歩けなくなるんですね。
ぐったりとして、意識も失いそうになります。
怖い病気です。

私の場合、歩いて5分の病院が、そのときは30分ほど時間がかかりました。
歩けない、鼓動が早い、吐き気もする。最悪でした。
点滴を受けて、強制的に水分を補給する処置を受けてすこし楽になりました。
ですから、熱中症にかかったことない人には理解できないです。

ときに、子供さんなら急激な変化に親御さんはおろおろすると思います。
水分はいくら飲んでも、体内に保たれず、体外にすぐに出る。
これがメカニズムです。

どうすればいいのか?
塩分です。塩分が水分を体内に残らせてくれます。
私の場合、血液検査の結果、血液中のナトリウム分(塩分)がほとんどありませんでした。
こまめに塩分も取る事が必要です。

食事から塩分を取る事が理想です。
和食の味噌汁を取るだけでも違います。
味噌には塩分が含まれています。

焼き魚、漬物も塩分が含まれています。
極普通の和食を朝に昼に取ると塩分を補給できます。

こんなムッとした暑い日には、休みなら、昼間から日本酒でしょうね。
カラッとした暑さなら、ビールですかね。
冷酒もうまいです。
でも、冷(ひや)もいいですね。

冷(ひや)とは常温のお酒のことです。
冷蔵庫で冷やした冷酒とは違います。
冷やし過ぎると体も過度に冷やします。

暑い中、冷房はつけずに、窓あけて季節を楽しみます。
まだ心地よい風も入ります。

この日本酒の冷(ひや)に合うのは、これからの時期は、瓜(うり)ですね。
年中ある胡瓜も瓜です。

旬がやって来ます。
佐藤隆介氏によると、日本は瓜天国らしいです。
(『池波正太郎 鬼平料理帳』佐藤隆介 文春文庫 から)

胡瓜、越瓜(しろうり)、南瓜(かぼちゃ)、冬瓜(とうがん)、西瓜(すいか)、まくわ瓜、苦瓜、糸瓜(へちま)と上げられている。
特に、胡瓜(きゅうり)は、旬ですね。

胡瓜にはカリウムが多く含まれているようです。
カリウムは、余分な塩分を排出する調整作用があるようです。
枝豆にもあるようですね。

夏場は体が塩分を求めます。
多少塩分を強く取っても、胡瓜が調整してくれます。
体が求める生理機能かもしれません。
胡瓜の「塩もみ」や「もろきゅう」は伊達(でた)でないと上記の著書に述べられています。
納得です。

ここに面白い歌が書かれています。

「うりうりが うりうりに来て うりうらず うりうり帰る うりうりの声」

本文ではすべてひらがなですが、読みにくいのでスペースと一部漢字にしました。
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胡瓜は、酢の物もいいです。
塩もみして胡瓜を塩分をいったん抜いて、三杯酢と和える。
すっぱさと甘みと胡瓜の香りが、初夏の旬を盛り上げます。

冷の日本酒をぐっとあおる。
今日は、「菊正宗のひやし樽酒」です。
よく頂きます。
スーパーとか手軽に求める事が出ます。

あっさりとして万人向けの辛口です。
口中の胡瓜の香りを流し込みます。
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酢の香りと胡瓜の残り香とほのかな樽酒の木香(きが)の香りの螺旋階段です。
辛口の酒の味、三杯酢の甘みと酸味、胡瓜の塩分、こちらも味の螺旋階段です。
二重の螺旋階段は、日本人のDNAのモデルそのものです。

夏よありがとさん。日本に生きてありがとさん。お酒のうまさにありがとさんです。
こちらも、ありがとさんの螺旋階段です。
生かせてもらっている事に感謝です。

夏場に向けて、まだ梅雨の雨が入ります。
気温の変化、天候の変化に体調が崩れやすいです。
どうぞ、皆さん、ご自愛下さい。

最後のまで暑苦しくなりましたが、お付き合い下さいまして、こころよりお礼申し上げます。