''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

「ラジコンカーをもう一度走らせたい」『探偵!ナイトスクープ』より

秋の晴れやかな気候です。
秋の読書の秋、食欲の秋、深まり行く長い夜長をゆっくりと過ごせます。

 

私の録画の愛機にはいろいろあります。
テレビ番組を録画もしています。忙しくて帰りの遅い私には必要な機材です。

 

VHSの機器も数台ありますが、過去の映像を見る機器になってしまいました。
しかし、今やDVDやハードディスクのレコーダーが我が家の主流です。
ブルーレイには、今だ及んでいません。

 

その中でも、ハードディスクだけのレコーダー、「I・O DATAのRec-on」も愛用しています。
もうすでに型の古いタイプですが、120GBの録画が出来ます。
家電屋さんでなく、コンピューター屋さんのハードディスクレコーダーです。
ちょっとマニアぽいですけどね。

 

録画でいっぱいになっているため、過去の番組を見ることが多いです。
見ては消してという繰り返しです。

 

『探偵!ナイトスクープ』という関西では視聴率の高い番組(最高視聴率32.2%(1998年5月1日放送))があります。
いつもながら笑いあり、涙ありの関西人好みの番組です。
イメージ 1

(写真はチョロのおもちゃです。絵面が寂しいので無理やり挿入です。)

 

その中、今かに2~3前の8月22日放送の中に「ラジコンカーをもう一度走らせたい」というのがあります。
名作の一つです。

 

依頼者、陸君(9)が入本さんという当時80才のご夫婦から数年前に亡くなられた息子さんの形見となったラジコンカーを貰い受けます。
しかし、昭和41年製の日産シルビアのラジコンカーは動きません。
40数年前の商品です。

 

探偵さんは、ヤンキース成樹、こと 長原成樹さんです。
これを元通り走るようさせたいとがんばる話です。

 

販売は、阪急百貨店です。
おもちゃ売り場を訪ねます。
宣伝広報部長の矢野さんという方が間に入られます。

 

最初はよくわからないとの返答でしたが、阪急の40数年前の「保証書」を持ち出して、何とかして欲しいと粘ります。

 

その時、依頼者の陸君が言い放ちます。
「阪急百貨店なら、絶対直せると思っていたのに・・・・」
この言葉が、とどめを指します。

 

子供の夢を阪急百貨店がどう救うのか、テーマが大きくなりました。
阪急としても威信をかけて望みます。

 

調べた結果幾つものことが判明します。
販売していた「木村物産株式会社」も製造していた「丸正通信精器」もすでに今はなくなっています。
そんな中、私もよく知っている「ラジコン技術」という雑誌をもとに「省電舎」の社長中村健治のもとに辿り着きます。

 

実は、この方が作ったラジコンカーということも判明し、直ちに修理を依頼です。
「今日持って帰る」という依頼にびっくりながらも、予定を変更して修理して下さいました。

 

この動くラジコンカーを持って、入本夫妻に会いに行きます。
動いているところを見てもらいます。
なぜか、この場に阪急百貨店の矢野さんもおいでです。

 

うれしそうにカメラを持って走るラジコンカーの写真を何枚も撮られる姿に涙がこぼれましたね。
いい話です。

 

動かなくなった思い出のラジコンカーを、もう一度走らせたいという陸君の優しい気持ちに、その気持ちを現実にするため、奔走する探偵、協力する大人の人々、感動のスペクタルです。

 

ちょっとうるうるします。
年のせいか、涙もろくなりましたね。
10分ほどの話でしたが、それ以上の感動も与えてくました。
ありがたいと感謝の気持ちでいっぱいです。

 

 

こんな話がまだ100話ほど、古い古いハードディスクレコーダーに残っています。
見た話もありますし、見ていない話もいっぱいあります。

 

この秋、こうした録画を見ながら、こころから泣き笑いの人間らしい日々を取り戻したいものです。

 

生きていることに、生かされていることに感謝したいです。
今日も一日、元気で穏やかに過ごせますように祈るばかりです。

 

最後までお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。