''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

今日の一品は、チキンソテーからです。

昨日の晩酌に、何か一品をと思い、鳥の胸肉をソテーしました。
盛り付けに使うお皿は、はまぐりの器です。
お気に入りで使っています。

何とも大きさといい、色合いといい、使い勝手がいいです。
値段は100円です。
百均で見つけて購入です。
安いから悪いではありません。

10000円出しても、使い勝手が悪いと使いません。
器には不思議なものがあります。
使い勝手のよい物ばかり使ってしまいます。

値段高い器は使わないことが多いですね。
片付けるのも面倒ですしね。

和食には、四角い皿と丸い皿の二種類があります。
丸いもの・平らなものは、「陽」と捉えます。
四角いもの・深いものは、逆に「陰」と捉えます。
それに奇数を「陽」に、偶数を「陰」と捉えます。

日本料理では、基本的に「奇数」の盛付をします。
三種盛、五種盛となります。

丸い「陽」の器 には、四角く料理を盛り 、四角い「陰」の器にはその逆に丸く料理を盛ります。

陰陽五行思想(いんようごぎょうしそう、おんみょうごぎょうしそう)の思想ですね。
中国の春秋戦国時代ごろに発生した陰陽思想と五行思想が結び付いて生まれた思想のことです。
陰陽師のおんみょうですね。

ちょっと資料から解説です。
陰陽五行説の基本は、木、火、土、金、水、(もく、か、ど、ごん、すい、金は「きん」でなく「ごん」と読ませる)の五行にそれぞれ陰陽二つずつ配する。

甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸、は音読みでは、こう、おつ、へい、てい、ぼ、き、こう、しん、じん、き、と読む。
音読みでは陰陽と五行にどう対応しているか分かりにくいが、訓読みにすると、きのえ、きのと、ひのえ、ひのと、つちのえ、つちのと、かのえ、かのと、みずのえ、みずのと、となり、五行が明解になる(かのえ、かのと、は金)。

陰陽は語尾の「え」が陽、「と」が陰である。語源は「え」は兄、「と」は弟である。
「えと」の呼び名はここに由来する。「えと」は本来、十干ないし干支の呼称だった。きのえ、は「木の陽」という意味。

十二支の陰陽は、子から数えていき、奇数番目は陽、偶数番目は陰となる。
十干と十二支が組み合わさるとき、陰と陽の組み合わせはなく、陽と陽、陰と陰の組み合わせのみとなる。そのため、10×12=120とはならず、半分の60通りになる。甲寅はあっても乙寅はない、乙卯はあっても甲卯はない。
(『ウィキペディアWikipedia)』より一部抜粋、参照)

この宇宙も10と12の最小倍数の組み合わせで出来ていると聞いたことがあります。
これも宇宙の法則のようです。

仏法でいうところの妙と法が、この二つに当ります。
表と裏、すべて物事は、「妙」と「法」の二つから成り立っていると言えます。

物事も60年が一つの単位と言えます。
それも20年を一区切りに繰り返すようです。
人間にもそのようななっていますね。
干支を一巡して還暦です。60年ですからね。

ちょっと難しいですが、料理の知識だけでなく、いろいろな物にこの考えが含まれています。
一週間も、木、火、土、金、水、に太陽の日と月を足せば、月曜日、火曜日と曜日になります。
まさしく、陰陽五行の中に暮らしています。

いろいろと意味を成しているのですね。

じゃ料理に戻って、はまぐりの器は、「陽」でしょうね。
鳥の皮目をばりっと焼いています。
肉はそれ程硬くならない様に、蒸し焼き風にしています。
イメージ 1

添え物は、ネギでしょうね。
相性がいいです。

あれ、付け合せのネギが斜めになっています。
「ぱ、天下御免の向う傷。ご存知、旗本退屈男

市川右太衛門さんですね。
息子は、SoftBank白いお父さん犬の声の北大路欣也さんですね。
市川右太衛門さんのお屋敷が、京都北大路にあったことにちなんだ芸名のようですね。

もちろん、今月のサブテーマの忠臣蔵にも出られていますよ。
私のイメージでは、脇坂淡路守(「忠臣蔵」)の印象が強いですね。
1956年には『赤穂浪士』で大石内蔵助を演じているとのことですが、こちらは見たことがないですね。

でも、斜めのネギは、旗本退屈男の者ではありません。
吉良上野介様の額の傷をイメージです。
映画では、この額の傷と身なりで、吉良様と特定されて、内蔵助が尋ねます。
誰も吉良の殿様の顔を知りません。

「高貴なお姿に、吉良左近衛権少将様とお見受け致しまする」

この問いかけに、吉良のぷぃと無体な態度。
内蔵助は、そっとその前に短刀を取り出します。

「これなるは、亡君浅野内匠頭が今生の別れに使いし、お肉通しの短刀。さあ。さあ。~」
全員で詰め寄ります。
この続きは→http://blogs.yahoo.co.jp/kantoshoue/20916218.html

額の傷は、なかなか目立ちます。
言い逃れは出来ません。
しかし、もしかしたら影武者かも知れませんよ。

いえいえ、なかなか難しいですね。
この問題は、不思議な事だらけです。
チキンとした、いえいえ、キチンとした解決が必要です。

そんな問題提議しながら、チキンソテーを肴に熱燗タイムを楽しみました。
鳥の香ばしい香りとネギの苦味と甘み、それに一味の嵐がアクセントです。
焼肉タレベースのおソースもなかなかグーです。
ちょっとした遊びこころの盛り付けです。

ありがたい一時です。
ありがたいと感謝の気持ちのパウダーも振りました。

今日も一日穏やかなに過せることを祈るばかりです。
今日はちょっと遠出に出かけます。

最後まで、長々とお付き合い下さいまして、こころよりお礼もうしあげます。