一口含みます。
切れは有りません。
コク、それも甘い呑口です。
切れは有りません。
コク、それも甘い呑口です。
芳醇な味わいです。
瑞々しい味わいです。
瑞々しい味わいです。
米の旨み、大地の恵み、丹羽のすこし硬い水、お天道様の日差しの香り、それらを感じます。
口に含んだ旨みが凝縮しています。
目を閉じると、純粋に旨みとありがたいさを感じます。
霊験あらたかです。
口に含んだ旨みが凝縮しています。
目を閉じると、純粋に旨みとありがたいさを感じます。
霊験あらたかです。
鼻腔に抜ける清々しい高貴な香りです。
喉に通る液体感が、その余韻を長く長く、その尻尾の長いことです。
喉に通る液体感が、その余韻を長く長く、その尻尾の長いことです。
食べると、あの苦しみが待っています。
食べません。
食べません。
鍋より、小鼓に舌鼓を打ちます。
御家人斬九郎の母・麻佐女の打つ、松平家の家宝・名器、雷さえも止まるという「雷師(らいし)」と誰が打っても上手でも下手でもなく打てるという「錠図蔕梨(じょうずへたなし)」という小鼓の音色のように舌先から脳天に届きます。
鍋がすこしおろそかになっています。
御家人斬九郎の母・麻佐女の打つ、松平家の家宝・名器、雷さえも止まるという「雷師(らいし)」と誰が打っても上手でも下手でもなく打てるという「錠図蔕梨(じょうずへたなし)」という小鼓の音色のように舌先から脳天に届きます。
鍋がすこしおろそかになっています。
さすがは、小鼓です。
「よぉー」
美酒に酔います。
ありがたいと感謝です。
こんな所に「幸」が落ちてましたね。
「よぉー」
美酒に酔います。
ありがたいと感謝です。
こんな所に「幸」が落ちてましたね。
今日も一日不安定な天候ですが、平穏無事に過ごせますように手を合わせます。
最後まで、酒飲みの管の巻いた話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。