''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

美酒に舌鼓のする「小鼓」です。

「よーぉ、」
♪タンター タ タ ターター 
鼓の音色が聞こえます。
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昨日の家族会の折に、神戸で買い求めました。
純米吟醸酒 小鼓です。丹波の株式会社西山酒造場です。

鼓の名手、いえいえ名酒の小鼓です。
丹波産の酒米・五百万石です。
精米歩合55パーセントと米の芯を使っています。
米と米麹だけの純米酒です。

一口含みます。
切れは有りません。
コク、それも甘い呑口です。

芳醇な味わいです。
瑞々しい味わいです。

米の旨み、大地の恵み、丹羽のすこし硬い水、お天道様の日差しの香り、それらを感じます。
口に含んだ旨みが凝縮しています。
目を閉じると、純粋に旨みとありがたいさを感じます。
霊験あらたかです。

鼻腔に抜ける清々しい高貴な香りです。
喉に通る液体感が、その余韻を長く長く、その尻尾の長いことです。

この夜も鍋にしました。
あんこう鍋です。
最近よく食べます。

肝は痛風の天敵です。
食べません。いえ、食べられません。
一杯呑み屋のアン肝が懐かしいです。
ファグラが懐かしいです。
焼肉のレバーが食べたいという気持ちもありますね。

食べると、あの苦しみが待っています。
食べません。

鍋より、小鼓に舌鼓を打ちます。
御家人斬九郎の母・麻佐女の打つ、松平家の家宝・名器、雷さえも止まるという「雷師(らいし)」と誰が打っても上手でも下手でもなく打てるという「錠図蔕梨(じょうずへたなし)」という小鼓の音色のように舌先から脳天に届きます。
鍋がすこしおろそかになっています。

さすがは、小鼓です。
「よぉー」
美酒に酔います。
ありがたいと感謝です。
こんな所に「幸」が落ちてましたね。

今日も一日不安定な天候ですが、平穏無事に過ごせますように手を合わせます。

最後まで、酒飲みの管の巻いた話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。