''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

「柔」から見る忠臣蔵より。

世の中に不思議な事件が横行しています。
腹いせに、無差別に刃物で人様を切りつけて、何になるのか、憤りを感じますね。
人の命とは、そんな容易なものではないはずです。

 

人が人の命を創る事は出来ません。
神や仏の世界です。
人の踏み入ることを拒否する世界です。

 

なのに、容易に人を殺めることは出来る。
本来できないはずです。
遺恨や恨みも持たずに、人に刃物を向けることは、人の道にはないはずです。

 

武道の世界では、強いものが世界を制します。
しかし、力だけでは、本当の覇者になることが出来ません。

 

相撲も同じです。
相撲というと、相撲道です。
道である以上、単なる格闘技ではありません。

 

頂点の横綱には、注連縄が結ばれます。
神としての存在です。
精神世界が求められます。
心技体ですね。

 

強いだけの横綱は、世間からパッシングされます。
強いと言うなら、空手もボクシングも存在します。
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日本のお家芸と言えば、やはり、柔道ですね。
今の形にした最大の貢献者は、嘉納治五郎ですね。

 

YAWARA!』に出てくる猪熊柔の祖父・滋悟郎氏は、まさしくこの嘉納治五郎がモデルですね。
永井一郎さんの声がいいですね。
サザエさんのお父さんですよね。

 

嘉納治五郎氏も、赤穂浪士に意見をお持ちのようでした。
「最上の道最上の行」と賞賛のご意見のようですね。
ただ、国には、道徳があり、法律があり、私に手を下して、制裁を加えるものではないとした上で、すべての物事には、よく時勢を考えないといけないとされています。

 

当時としては、「最上の道最上の行」であったと言われています。
道徳に基づいて、忠節を尽くしたというのが最大の理由です。
後の世の亀鑑となるべき人であると綴っておられます。

 

いろいろあるにせよ。
肯定論者の意見のように思われます。

 

柔道というと、スポコンドラマの走り、『柔道一直線を思い出します。
保育園ぐらいでしたが、リアルタイムで見ていました。
そうそう近藤正臣さんの、当時29歳で高校生役でしたね。
足でピアノを弾く姿が印象的です。

 

♪柔の道に 命をかけた~

 

道である以上、命をかけるというのですね。
もっともです。
武士も武士道です。

 

忠義をその芯に置いています。
刀を腰にさしても、容易に抜くことはありません。
抜いた時は、命のやり取りの決意が決まっています。

 

それが武士です。
吉良家への討ち入りは、命のやり取りです。
忠義という名の旗の元に、自分を信じて進みます。

 

これも、忠臣蔵の芯の部分です。
道があった故に、後世に伝わったと言えます。

 

こんな世の中になろうとは思わなかったでしょうね。
でも、多くを学べています。
平和な時代に生まれた来たことに感謝です。
ありがたい仏縁に感謝です。

 

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

 

最後まで、柔らかい話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。