''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

梅田の食堂街で、赤ちょうちんに「関東煮」と名あり より。

寒いですね。
そんな挨拶が似合います。
今日は、大阪の梅田辺りで居ましたね。
駅周辺だけで過ごしました。

 

大阪に不慣れは私には、水先案内人が必要です。
いつもの同行カメラマンです。
昼過ぎに、JR大阪駅近くの大丸で待ち合わせです。
どこに大丸があるのやら、駅員さんに尋ねて、すぐ到着です。

 

そこから、ぐるぐる回って、梅田食堂街に到着です。
駅そばに、ぐちゃぐちゃした食堂街があるんです。
立ち呑みあり、串カツあり、中華に、洋食と何でもござれです。
懐かしい感じもしますが、庶民的な味わいで、人が大勢です。
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何を昼ごはんに食べたのかは、明日の記事にします。
その食堂街で、赤ちょうちんに「関東煮」と名があります。
関東煮と書いて、「かんとうだき」とルビを付けます。
「かんとうに」ではないんです。

 

横には「おでん」の文字も見えますね。
赤ちょうちんと聞けば、昭和の名曲・かぐや姫の「赤ちょうちん」(作詞:喜多条忠 作曲:南こうせつ)です。

 

♪あのころふたりの アパートは 裸電球 まぶしくて 貨物列車が 通ると揺れた~
赤ちょうちんに誘われて おでんを沢山買いました~
月に一度のぜいたくだけど お酒もちょっぴり飲んだわね~

 

そんな時代ですね。
私たちより大夫と上の世代です。
同棲という言葉が流行った神田川の時代ですね。
まだ、銭湯もまだまだ健在の時代です。

 

今の京都の住まいにも、私が二十歳頃には、歩いていける風呂屋が、幾つもありました。
懐かしい時代です。
今や歩いて20分ほど掛かる風呂屋なら一軒あります。
こんな寒い日なら、風邪ひきます。

 

我が家の狭い温泉で我慢するだけです。
それでも、狭いながらも楽しい我が家です。

 

我が家の風呂少し変っています。
いえ、とても変わっています。
これは、機会を変えて書かせて貰います。

 

名ありと聞けば、私には心地よいフレーズです。
「何々と銘あり」と言えば、刀剣の世界では、その名を知れた佐藤寒山氏ですね。
刀の白鞘に、お得意の「虎徹と銘あり」ですね。

 

天下五剣の中、唯一国宝に指定されていない名刀「数珠丸(じゅずまる)・恒次」

 

日蓮が所持していたとされる太刀で、日蓮甲州身延山へ入山したとき、護身用として信者から贈られたと伝えられ、柄に数珠を掛けていたことからこの名が付いたとされる。日蓮没後は他の遺品とともに身延山久遠寺に保管されていたが、享保年間に行方不明となった。

 

1920年大正9年)ごろ、宮内省刀剣御用掛の杉原祥造が再発見した。杉原の主張によると、ある華族の所蔵品の競売にかけられた物件の中から発見したとされる。杉原は久遠寺に返納しようとしたが交渉がまとまらず、杉原邸の近所にある兵庫県尼崎の本興寺に寄進され、現在も本興寺が所蔵している。(Wikipedia抜粋)

 

Wikipediaによれば、この恒次は、青江恒次の作ではなく、備前恒次の作ではないか」としているようですね。
名刀中の名刀にして、本物の数珠丸なのかという気もしますね。
楠木正成公愛刀・「小龍景光と少し似ていますね。

 

白鞘に、佐藤寒山氏の鞘書あると、ぐんと格調高く感じますから、不思議です。
えーって、何がと言えば、鞘書をよく見ると、本物という鑑定ではないんですよね。
本物の名刀には、鑑定書が必ず付きます。
鑑定書がある方が、売りやすいですからね。

 

寒山氏の鞘書なら、鑑定書がなくても、その用に思えますからね。
でも、本物とは、一度も言ってないです。
刀の中子に、「虎徹」と銘が切ってあったことをそのまま書いているだけです。
嘘ではありません。

 

その銘を虎徹自信が切ったのか、誰かが故意にそう切ったのかは、不明です。
本物なら、鑑定に出せばいいです。
新刀の大家なら、すぐに分かりますからね。

 

新刀お得意の寒山氏の鞘書きは、多いと聞きます。
本人のものか、名を騙って書いたものも、あるでしょうね。
あの達筆な鞘書なら、「おれおれ」、いえいえ「これこれ」と見間違いますからね。

 

しかし、名家に伝わる太刀や刀に、偽物と言えば、「無礼者」と手打ちもあったやもしれません。
銘があるので、「何々と銘あり」としておれば、丸く収まるという大人の事情があったのかもしれませんね。

 

ただし、鞘書は、有料のオプションになることが多いです。
それじゃ、偽物と知ってなら、これはいけませんね。
悪事の片棒は、担ぎませんよね。
刀剣社会では、悪い慣習は不要です。

 

新刀の大家なら、(虎徹なら)切った銘の字体と日付で、時代と本物かとの分かりますからね。
もちろん、特徴的な切先や数珠刃からも分かりますけどね。

 

虎徹の折れた刃先を短刀にしたものを、手に持って見た事があります。
その時は、月山貞一が、本物の虎徹であるとの、銘が彫ってあったことを思い出します。

 

折れた刃先だけで、その時は90万円のプライスが付いていました。
折れていない本物の刀なら、幾らしたのでしょうね。

 

何々と銘があると言う言葉には、注意が必要です。
だれも本物とは、言っていませんかにね。

 

カバン屋や靴屋の「閉店セール」に似ていますよね。
いつかは、閉店するんだから、その先倒しです。
安けりゃいいかってね。

 

赤ちょうちんから、意外な方向に話が飛びました。
話の切れ味は、少し鈍いですけどね。(笑)

 

赤ちょうちんから、広がる不思議な世界です。
これを見ると、飲みたくなりますよね。
昼間からアルアルタイムは無かったですが、休日の昼間のアルアルはいいですね。
大阪は、昼間から普通にアルアルタイムやっています。

 

京都とは、違う土地柄です。
そんな梅田も、意外にお気に入りです。
京橋、天満には、まだまだ及びませんけどね。

 

健康に過ごせることに感謝です。
これもありがたい仏縁のお蔭です。
ありがたいです。

 

日々の暮らしの中にこそ、幸せは落ちています。
私は、それを拾います。

 

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。
それが願いです。

 

今日も明日も、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

 

最後まで、切羽詰まった話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。