''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

小雨降る中の初弘法 より。

今日は朝から日差しがあります。
ありがたいことです。
昨日といい、今日といい、お日様が見えます。

そう言えば、土曜の初弘法さんに参りました。
その前に、蕎麦屋で祝杯の一杯引っかけたことは、昨日の記事で紹介しました。

雨の初弘法でしたが、それでも10万人が参拝したと、家に帰ってからテレビのニュースで見ました。
流石です。
12月の終い弘法と、1月初弘法さんは、異常な数の参拝者ですからね。
露店も幾つも並びます。
見た事がないほどの露店の数です。

書画骨董に、着物の古着、たこ焼き、おでん、それに乾物も多いですね。
尋常な露店の数ではありません。
私は、書画骨董などが好きですね。

それに、いつもの庖丁売りの口上が楽しみです。
庖丁を鉈代わりに実演されています。
刃こぼれしません。
堺の直次郎の業物です。

私もこの口上に釣られて、今から15年ほど前に庖丁を購入しています。
今でも毎日使っています。
今でもよく切れます。

まな板に、庖丁を刺して、新聞紙も当てれば、すーって切れます。
鋼の錬金術師でなく、鋼の口上師ですね。
この口上と実演が、錬金するすべなんでしょうね。

もちろん鋼ですから、錆びます。
使えば、水洗いして、布で水分はよく取らないと、錆びます。
気をつけているのは、それだけです。

気が向けば、時々研ぎます。
邪魔臭い時は、お皿の糸よりに、庖丁を何度か刃を差斜めにして当てます。
ちょっとプロっぽいです。

すると、嘘って?と言うくらい、よく切れます。
切れ味が戻ります。

家で、東寺さんの庖丁売りの口上が実演出来ます。
15年近く経っても刃こぼれもないです。
私の手に馴染んでいますからね。
あと、40年くらい使っても、鋼は残っています。

楽しみにしていた骨董の皿や書画も、雨は商売敵です。
それでも、少し知識があれば楽しめるものばかりです。

日本刀にも興味がありますので、こちらも一振り見つけました。
兼定の脇指しを発見です。
続に言う「之定」(のさだ)らしいです。
登録書も付いています。

おじさんといろいろと話している内に、抜いてもいいよって、許可をもらって抜きましたね。
うーん、美濃の刀のようですね。
でも、中子を見ていないので、続にいう「之定」(のさだ)の二代目の兼定がとうかは、定かではありません。
あの和泉守兼定なら、最上大業物です。
関の孫六兼元と並び、美濃関鍛治の代表する両巨頭です。

ただ、大夫と錆びています。
しかし、昭和23年に登録されているところを見ると、大名家縁の品物のようです。
悪いものではありません。

ただ、研ぎに30万円から50万円ほど必要です。
それに、白鞘ですから、拵えを付けるとなると、本体価格を除いて、200万円ほどのご予算が必要になりますね。

三代目の兼定である続に言う「疋定」(ひきさだ)ではないかとも思いましたね。
雨の中、薄くらい太陽光の下では、刃文の判定は、素人には分かりません。
研いであれば、名刀であるように感じますね。
先になって出世する大化けの予感もあります。

もちろん、見るだけです。
買えません。
それでも、楽しい時間です。

あれ、同行カメラマンが居ません。
どうやら棗(なつめ)を物色中です。
平棗(ひらなつめ)が見たいようです。
この日は、なかったようですね。

雨ですからね。
すでに品物も仕舞われています。
3時前ですが、終い仕度もそろそろあります。
売れるものは、叩き売り、売れそうにないものは、仕舞用意です。
イメージ 1

いい写真も光の加減で撮れなかったですね。
一応、東寺の塔は写しましたね。
来ましたよって言う程度です。

意外に知てれいないのが、東寺さんすぐ近くに、波切不動明王さまが、祀られています。
東寺さんの関係があるかどうか、定かではありません。
しかし、こちらもお灯明上げて、読経の最中、写真は撮れなかったですが、凄い由緒のありそうな不動明王さまです。
イメージ 2

波切不動堂と言えば、池波正太郎著『鬼平犯科帳』の中「逃げた妻」に出て来ますね。
波切不動堂の茶店を出ると、北は板橋宿への道、西は富士見坂を向かうところですね。
ここから、富士山が見えるとか、この前、テレビでやっていたので、記憶のあります。

現代にも、通じる風景は、そのままで有って欲しいです。
鬼平が見た風景も、江戸には少なくなったことですしようね。
NHK総合ブラタモリ」みたいですね。

京都の町も、いろんな所に史跡の石碑が建っています。
それを見て楽しむのも、京都の楽しみです。
折角の雨の初弘法ですからね。
楽しみも見つけます。

ここには、大きな木が植わっています。
住宅街の真ん中にあります。
知らないと来れないですよ。

雨降りとなった弘法さんも、それはそれで楽しめましたね。
ありがとさんです。
次は、春辺りに弘法さん来る予定です。
雨の中、京都駅へと帰路に着きました。

ありがたいことに私は仏縁を頂けています。
ありがたいです。
手を合わせて感謝しています。

日々の暮らしの中、ささやかな幸せが見つかります。
雨の日も「日日是好日」です。
楽しめました。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らすのが、願いです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、ピーさん日和の初弘法の話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。