''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

懐かしいバヤリースオレンジを飲み干す より。

朝からムシムシして暑いです。
すでに8月も今日でお終いです。
月日の経つのは早いです。

昨日といひ 今日と暮らしてあすか川 流れてはやき 月日なりけり (古今和歌集341)

ダジャレのような和歌ですが、何ともユニークで好感が持てる春道列樹 (はるみちのつら)の歌ですね。
なかなか粋(壱岐守)な歌ですね。(笑)

何事もスマートで、お洒落で、粋でないといけません。
なかなか難しいです。
昔の人も、ダジャレと粋が紙一重ですよね。
言った人が、ダサい親父なり、親父ギャグと言われます。
いえいえ崇高なギャグもありますよね。

十字架を背負った方に、尋ねます。
「あなたはキリストですか?」
「イエス!」
古典的で、もっとも古いギャグだと言われています。

茶の世界でも、小堀遠州と言えば、将軍家の茶道指南です。
千利休古田織部、そして、小堀遠州に、茶の湯が継承されています。
上記の古今和歌集の歌をもとに、肩衝(茶入)に銘をつけます。
名物「飛鳥川」です。
過去に記事にしています。

本歌取り」とも呼ばれる技法です。
皆さんの知っている有名な和歌をテーマにしている。
確かに名物「飛鳥川」も釉薬が少し垂れています。
垂れていると言わずに、流れている。
つまり、流れと言うキーワードから、古今和歌集の歌をイメージさせたのですね。

やはり、センスの良さを感じます。
明日という言葉だけでなく、昨日や今日という月日の流れをイメージすることに繋がります。
月日の流れは本当に早いです。

子供の頃の記憶もそうです。
最近、子供の頃にやっていたアニメも、インターネットの動画で楽しめます。
不思議な感覚です。

何十年も前に戻った気になります。
このアニメは、確か小学生5年生であったとか、具体的なことも思い出します。
子供頃の生活は単調であったけど、充実した暮らしであったと今にして思います。

特に裕福ではなかったが、これと言って不自由もなく、充実した生活があったと言う事です。
そう思えば、両親に感謝の気持ちが沸いてきます。
すでに、当時の両親の年齢より、ずっと年長になっています。
なかなか感慨深いものです。

子供の頃にも、日常とそうでない時がありましたよね。
子供の頃、夏の暑い日に飲むのは、麦茶です。
特に、ジュースを買ってもらって飲んだり、サイダーを飲んだりしていました。

その頃、よく飲んでいたのが、オレンジ味の炭酸飲料ならファンタでしょう。
懐かしい味です。
親戚に行くと、米屋が近くにあったのか、いつもプラッシーでした。
これまた懐かしいオレンジの味です。

しかし、何か大きなイベントにご飯を食べると、子供にオレンジジュースを与えていた時代です。
そんな時、バヤリースオレンジもよく出てきました。

バレンシアオレンジの味が、強烈に舌の記憶に残っています。
みかんでなく、オレンジという果実です。
果汁も、20%と他のオレンジ飲料より、果汁の含有が多かったです。

それでも、子供心に食事には、オレンジ飲料は合わないと思っていたですね。
飲むのは、最後のデザート感覚でしたね。

変わった子供でしたからね。
食事には、お茶の方が良かったです。
それも温かいお茶が良かったのに、どこに行っても子供はお水です。

小学生6年生の後半から、和食屋さんに行って、水ではなくお茶が出るようになった時、ちょっと嬉しかったのを覚えています。
大人への認識かもしれません。
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久しぶりに、先日の地蔵盆のお裾分けに頂いた残りです。
なかなかオレンジの味わいが強いです。
1951年から発売されている老舗の味です。
嬉しい飲みきりサイズです。

産地厳選するオーダーメイド果汁と記されています。
いろんな味が存在するみたいですね。
それもそれで楽しみです。

一缶のオレンジ飲料で、いろんな味の記憶が思い出されました。
日々の暮らしの中に、ささやかな幸せが落ちているのですね。
拾うか拾わないかだけです。
私は拾いますよ。

ありがたい仏縁のお蔭さまで、ささやかな暮らさせて頂いています。
ありがたい感謝しています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、読みきりサイズの話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。