鴨川に、一見すると、あれ? 日本かわうそ発見か? より。

昨日の続き、日曜日の話です。
本満寺を出て、寺町から、出町橋に抜けました。
もちろん、鴨川にて一服のお茶タイムをして、しばし休息しておりました。
ランニングされる方、ワンちゃんと散歩する方、いろんな方がいろんな休日を過ごされていましたね。

この日は、天候が良かったので、4時近くまで宴会のシートが見かけられました。
そんな中、何やら川でうごめいています。
雰囲気は、ビーバーちゃんです。

もしかして、日本カワウソと言うのは、もちろん真っ赤なウソですね。（笑）
日本カワウソなら、2012年絶滅種に指定された貴重な動物ですからね。
もちろん、すぐにその正体は判りました。

ヌートリアですね。
大きさも猫くらいでしょうかね。
それにして、川の岸、それも人が宴会している本の近くまで、来ているなんてびっくりです。

多くの方が、写真を撮られています。
機嫌がいいのか、水泳の姿も公開してくれました。
何とも愛くるしいですね。

ヌートリアは丈夫で育て易く、且つ、柔らかい上質な毛皮が安価に入手できるので、第二次世界大戦の頃には、軍隊の防寒服用として世界各国で飼育されたと聞きます。
日本では1939年にフランスから150頭が輸入され、飼育が奨励されたようです。
この頃、軍隊の「勝利」にかけて「沼狸」（しょうり）と呼ばれ、1944年頃には、日本全国で4万頭が飼育されていたと解説されています。(Wikipedia参照)

勝利と言えば、勧善懲悪の世界です。
今BSで、懐かしい『バビル2世』をやっています。
子供の頃によくも見た横山光輝作のアニメです。
懐かしいです。

バビル2世が正義なら、悪はヨミと呼ばれる超能力者です。
意外に、ハマリます。
HDDに録画して見ています。

バビル2世と言えば、3つのしもべと呼ばれるお供が居ます。
ロデム、ロプロス、ポセイドンです。
このしもべが、なかなかいい仕事をします。

鴨川でも、私の横に、3匹のしもべが近づきました。
そんな私は、バブル2世者（にせもの）です。
何をそんなに気に要ったのか、川から上がって来て、私の横にやって来ます。
何やら、私に言いたい事があるかのように、メス鴨が、ガアガア言っています。
私も、膝を交えて、語らいです。

何か、ご接待をしないといけないと、ランチに余ったパンを少しあげると、完全にお供と化しています。
野生動物に、あまり餌をあげない方がいいのは判っていながら、鴨くらいなら許してよ。

その内、私の手から直接、口ばしでパンを取ります。
ワンちゃんのようですね。
残りのオス鴨も、メス鴨に付いて来ましたが、こちらには近づきません。

とは言えは、オス鴨との距離は、70センチ程です。（メス鴨は、足元に居ます）
少しパンをあげると、自分の足元ならそれを美味そうに食べますが、少しでも動かないといけない位置なら、パンは食べません。
宴会のお裾分けでも頂いて、満腹だったのかもしれません。