''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

蓮の花に見た情景 より。

仕事場近くに、蓮の花が綺麗な咲いています。
有名な巨大寺院の堀に咲いています。
寺院の堀というより、まさに砦か城壁の様相です。
昔の寺院もこうした性格もありますからね。

大河ドラマ『八重の桜』では、会津藩主・松平容保公が京都守護職として、本陣を置いたのが、黒谷の金戒光明寺です。
高台にあり、晴れた日には、当時の大坂辺りまで、見えたと言います。
このような寺院に、本陣を置くだけのことはあります。
まるで城のような様相です。

あの信長公も、本能寺の変では、やはり寺院に本陣を置いていましたからね。
宿泊施設としても、寺院に宿泊するのは、便利だったでしょう。
仏と戦の世界が、実は共存していたことになります。
こうした大きな堀も、戦をイメージした中にあるのかもしれません。

そこに咲く蓮の花は綺麗です。
とは言え、仏の世界と蓮は、深い繋がりがあります。
蓮の台座に、仏様が安置されていますからね。
イメージ 1

水面の中は、泥の世界です。
水面の上は、まさに極楽世界です。
水面が、その境です。

何やら見えない世界と見える世界の境が、そこにあります。
人が生きては、見られない世界と、人が生きている間しか、見れない世界もあります。

如来様は、そのどちらも見える世界にお住まいです。
ただ、如来様がこの人間世界で住することは出来ません。
汚れた世界だからと聞きます。

ただ、菩薩様は、この不浄な世界でも住されます。
仏教学的に言えば、仏と如来は、同意語です。
菩薩様は、如来に準ずる立場です。
いずれ、修行されて如来様になられる立場に居られます。

そんな如来様や菩薩様の台座に蓮の花が、形どられています。
そんな台座を、蓮華座(れんげざ)と呼ばれるようです。

蓮の花も、何やら荘厳なイメージに感じます。
やはり、蓮華座のイメージが被るのかもしれませんね。
蓮の実もなっているのが、見えます。
まさしく、仏像の世界みたいです。

多くの方が写真を撮られています。
昼間でないと、花は咲きません。
夕刻になると、花の蕾が元どおりに巻かれます。
ちょうど、寳珠の形に見えるから不思議です。

花を見て、月を見て、こころのバッテリーを満たします。
そう言えば、今日の夕日は真っ赤でした。
しばし見とれてしまいました。
非常灯の赤いランプのようでしたね。

日々の暮らしの中に、ささかな幸せがあります。
ありがたい仏縁に感謝して暮らさせて貰っています。

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、蓮井朱夏菅野美穂)さんが歌う「ZOO ~愛をください~」のように、ずっ~と蓮の花を見ていたくなる話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。