''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

イカす、いえいえ、タコ酢の即席酢の物を食らう より。

朝からやはり暑いです。
入道雲も天高くにあります。
一雨もなさそうです。

 

なかなか良さそうな事もなく、朝からゴロゴロしています。
先日、タコの刺身が安かったので、刺身の他に、即席の酢の物を作りました。
きゅうりを刻んで、たて塩に漬けて、その間に、即席の甘酢作りです。

 

計量カップに、印が入っています。
この通りに調味料を入れると出来ます。
お酢、お酒、砂糖に、塩、そして、カップの中を混ぜて、あとはレンジでチンします。

 

一度、火を入れないと、お酢のつんとした味が残ります。
それと、お酒のアルコールも飛びません。

 

レンジで、チンして、砂糖と塩が溶けるくらいに熱したら、冷凍庫に入れて、冷やします。
きゅうりの塩加減を見て、少しきゅうりがしなっとすれば、冷えた甘酢に漬けます。
じばし、待って味を馴染ませます。
そうこうしている間に、塩したきゅうりと刺身用のタコを盛り付けます。
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チョー即席のタコ酢の完成です。
イチラーですから、一味もフリフリします。
日本酒が合います。
酢の物を食べて、口中くらいは、さっぱりとしたいですよね。

 

お酢に、お酒、何でも、おの字を頭に付けると、丁寧に聞こえます。
それじゃ、落語「松曳き」に出て来るの粗忽な家老・田中三太夫さんじゃないですかね。

 

内容は、殿さまが、庭の築山の赤松の大木が月見の邪魔になるので、泉水縁にひきたいが、松が枯れないかという事を気にして、ちょうど植木屋が屋敷に来ていたので、直接尋ねると言う話です。

 

殿様の赤井御門守様も、粗忽です。
家老も粗忽、答える植木職人の八五郎も粗忽です。
みんな粗忽の方のお話です。

 

挙句の果に、三太夫に手紙が届きます。
『国表において、御貴殿、姉上様、御死去』の知らせです。

 

それを、「国表において御殿様、姉上様、御死去」と勘違いして、殿に報告です。
その知らせを聞いて、姉上様を思い、悲しむ殿様です。
そんな大事な手紙を、粗忽の三太夫が、自分の姉が逝去したのに、殿さんの姉上が逝去したと、勘違いしたことに、殿様の逆鱗に触れて、切腹の沙汰です。

 

粗忽者は、いずれかようなことに相成ります。
と言いながら、その殿様に、もともと姉上はいなかったのです。
それを「姉上様」と悲しむ粗忽な殿様です。

 

このオチを付け加えたのは、言わずとしれた立川談志さんのようです。
このオチがないと、つまらない噺になっていたでしょう。

 

私の聞いたのは、六代目柳家小さんさんです。
そう言えば、ドラマ「名もなき毒」に出ておられたらしいですね。
噺の上では、先代の人間国宝の五代目小さんには、及びません。
でもね、味のある芸です。

 

馬風さんに言わせば、尊敬できない小さんらしいですけどね。
先代が、名人と言われれば、跡を継いだ者は、重荷です。
それを承知で、大看板の名跡を相続したんですからね。

 

仏法世界では、お釈迦さんの息子の羅睺羅尊者です。
父が偉大だと、常に比べられます。
芸人だけでなく、俳優さんでも、比べられますからね。
それでも、息子の羅睺羅尊者は、釈迦十大弟子の一人に加えられています。

 

何事も精進しないといけませんよね。
自分の戒めの言葉にしたいです。

 

日々の暮らしの中に、ささかな幸せがあります。
ありがたい仏縁に感謝して暮らさせて貰っています。

 

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

 

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

 

最後まで、ささやかな仏に小ゑんのあった話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。


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