''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

魅惑の清朝陶磁 京都国立博物館で、アカデミックな一日 より。

今日の京都は、秋晴れに恵まれた行楽日になったと思います。
世間様では、3連休ですが、私も最終日は、オフを過ごしていました。
少し、文化的な香りを嗅ぎたくなり、京都国立博物館で開催されている「魅惑の清朝陶磁」に行って来ました。
イメージ 2

今や、空前の骨董ブームが続いています。
やはり、テレビ番組の「開運!なんでも鑑定団」の影響でしょうね。
東寺の骨董市でも、洛南高校の辺りまで八条通りまで、ぎっしりと店が出されています。
買手も売り手も、お宝を探していますね。

 

そんなハンターも、やはり目利きの眼力が必要になります。
修練のまず一番は、いい本物を多く見ることだと、思っています。
本物を見れば、偽物との違いは明らかです。
眼の肥やすことから始めます。
イメージ 1

今回は、人気の清朝陶磁のお宝祭りでしたね。
気に入った作品は、やはり、パンプレットの掲載されていた品に、多くを見つけました。

 

94粉彩絵替皿(十錦手) 野﨑家塩業歴史館蔵 (中国・清時代 乾隆年間(1736-95))
93粉彩唐花唐草文角皿 野﨑家塩業歴史館蔵 (中国・清時代 嘉慶年間(1796-1820))
169粉彩松鹿図瓶 京都国立博物館蔵 (中国・清時代 乾隆年間(1736-95))
この辺は、本物を見られたことで、よりその完成度の高い清朝陶磁の凄さを再確認されられました。

 

その中でも、今日の一番は、173重要文化財 琺瑯彩梅樹文盤 東京国立博物館蔵 (中国・清時代 雍正年間(1723-35))でしょうね。
丁寧な彩色と、その技術の高さには、舌を巻き巻きしました。
琺瑯彩とは、清時代の内務府造辦処の琺瑯作で絵付、焼成された粉彩磁器の事を指すようです。

 

変わり種と言えば、119徳川美術館所蔵の青花山水図花卉文透彫猪口(中国・清時代(18世紀))の透かしの技術は、凄いです。
でも、猪口と言われても、酒を入れても漏れますよ。
実用品とは思えない所が、これまた面白かったです。

 

もうひとつ、見つけた変わり種は、102青花百寿文字鉢(中国・清時代(18世紀))ですね。
寿という字を、変体字にして、いろんな寿と言う字を、鉢に100個書いてあります。
よく見ると、あれ?って思える微妙な字もあります。
これとこれって、同じじゃないのかって、解説には、これも「ご愛嬌」だって、凄い解説ですが、笑えました。

 

中国・清時代の雍正年間(1723-35)、乾隆年間(1736-95)、嘉慶年間(1796-1820)は古美術の評価の違いはあれど、もっとも華やかな時代の一つであったように思えます。
日本には、手に入りにくい時代ではありましたが、この作品が日本の陶磁器に及ぼした影響力は、今なお大きいと、再確認されられました。
いい2時間ほどの時間を過ごせました。

 

清朝と言えば、落語の世界では、古今亭志ん朝さんでしょう。
3代目古今亭志ん朝さんが、この世去ってから数年が過ぎましたが、今もって惜しい逸材を失ったものだと思います。
古今亭志ん朝さんの十八番も、いろいろありますが、その中に愛宕山と言うのがありますね。

 

今日の七条からの帰りに、遠くに見える「愛宕山」がはっきり見えていました。
京都では、「愛宕山」が見えると、天気がいいです。
逆に、「愛宕山」が見えないと、天気が良くないと年輩の方は、おっしゃいますね。

 

ご存知、愛宕山と言えば、京都のみならず全国に火伏せの神として人気のある信仰の山でもあります。
京都の火を扱う場所では、「火迺要慎」のお札が貼られていることが多いです。

 

あの本能寺の変を起こした明智光秀でも、有名です。
光秀が本能寺の変を起こす前に愛宕山愛宕神社)で開催した連歌会のことです。
光秀の発句は、「時は今 雨が下しる 五月哉」したため、天下を取ることを決意したとも言われますが、それ以上に、火伏せの神さんに、雨で火を消したら、そら怒られます。

 

神仏を蔑にしては、武人として成功しないと思いますね。
比叡山延暦寺を焼き払った功罪も、他の武将以上に重かったとも言えます。
神も仏も、見放されたから、天下は秀吉公に行ったようにも思えます。
やはり、神仏のご加護なくして、生きていられません。

 

私は、ありがたい事に、仏縁を頂いています。
生かされていることに、ありがたいと感謝です。
日々の暮らしの中に、ささやかな幸せがあります。

 

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。
それを願うばかりです。
今日も一日、私も世の中も、平穏無事でありますようにと念じます。

 

最後まで、割れものだけに扱いの慎重な話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。