''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

菊村紀彦著 「赤穂浪士 討入り以後」 より。

すでに、12月も上旬が過ぎました。
今年も残り20日余りです。
月日の流れは速いです。

 

流れてはやき月日なりけり、と古い本歌を思い出します。
それに加えて、名物の茶入 飛鳥川釉薬の垂を思い出します。
なかなか数寄者の粋を、感じさせます。

 

何かにつけて、季節感が大切です。
この時期、極月半ばの14日と来れば、太鼓の音が聞こえてきそうです。

 

私の今月のサブテーマは、赤穂浪士です。
同じ郷里播州にあって、尊いテーマです。
武士道とは何か、忠義とは何か、いろんな事が議論され尽くされたテーマでもあります。
ただ、真実は不明のままです。

 

何故、松の廊下で、浅野内匠頭吉良上野介に、突然斬りかかったことから、事件が発生します。
いろんな経緯を経て、赤穂浪士47人が吉良邸に討ち入って、上野介の首を取った。

 

この二つだけが、事実であって、推測の域から出ません。
秘密裏の内に、すべてが終わっています。
証拠も少ないです。
たった人の重要な証拠が、生き残った寺坂吉右衛門です。
でも、事件直後から多くを語っていません。
晩年になって、孫が聞き取った話はあるにせよ、遠い事で記憶が混在しています。

 

ですから、正確に資料が残っていない中で、真実を求めても、第1級の資料は出て来ません。
しかし、赤穂事件について、いろいろな書物があります。
その中にあって、討入り以後というテーマで記されている書物があります。
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ここ数日、書物が続きます。
家の中を整理していると、本が良く出て来ます。
ここ数日のブログ記事は、そんな影響です。

 

この本は、前にも紹介していますが、ソノシートと付いています。
懐かしいです。
子供の頃の付録に、このソノシートが付いている事がありました。
ペラペラのレコードと言う感じです。
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ただ、この本の付属のソノシートを聞くプレーヤーがありません。
それが、残念です。
赤穂浪士」T.M 作曲 芥川也寸志 演奏 グランド ポップス
とあります。
音楽のようです。

 

どうも音楽のようです。
作詞はないので、テーマ音楽だったのかもしれないと、ユーチューブで調べると、ありました。
ご存知のあのテーマソングでした。
赤穂浪士と言えばと、思いつくあのテーマソングが、これだったのです。

 

長い間の疑問が、氷解しました。
やはり、ユーチューブさまさまです。

 

ソノシートにの音楽を聴きながら、切腹とした46人は、義士と称せられたが、その家族にも、義士にならなかった元赤穂藩士にも、試練が続いたのが現実です。
その以後を記した意味では貴重な本だと言えます。

 

もし吉良邸討入に失敗すれば、第二第三の討入があったのか、なかったのかも不明です。
多分、この一度にかけていたと思います。
それだけに、慎重になったはずです。
内蔵助の重圧も重かったと思いますね。

 

でも、その内蔵助をしても、その後の影響まで、想像が及ばなかったと思います。
これだけ、300年を経っても、日本人の心にある出来事です。

 

その季節物の「赤穂浪士」が、この時期になってそれほどテレビでやられないです。
子供の頃は、必ずと言っていいほど、この時期の風物詩でしたからね。

 

これが済んでからクリスマス、大晦日、お正月になります。
懐かしい子供の頃の記憶が、いろいろと蘇ります。
残り少ない今年を楽しみたいです。

 

日々の暮らしの中に、ささやかな幸せがあります。
ありがたいことに、良き仏縁を得たと、感謝しております。

 

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。
それを願うばかりです。
今日も一日、私も世の中も、平穏無事でありますようにと念じます。

 

最後まで、そのシートも、このシートも、あまり変わり映えしない話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。