''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

我が家の食卓ものがたり カマスの塩焼き より。

朝から強い日差しが、居間に入ります。
昨晩は、冷えました。
今日の昼、大阪では12℃まで気温も上がるようで、昨日に比べて4℃ほど高いようです。
日差しも暖かです。

記事を書いている横で、乳吞み児のゆうゆうは、眠っています。
部屋に取り外した自動車のチャイルドシートを設置しています。
意外と、マイシートと感じてか、安心そうに眠っています。
寝顔の写真も、愛用のスマホXPERIA Z4で、よく撮ります。

知らない間に、XPERIA Z4が撮り貯めた写真と動画から、勝手にスライドショー的なムービーを作ってくれます。
気にいった時は、そのまま保存して、編集して気に入れば、編集して保存して、気に入らないと、削除の繰り返しですよ。

便利と言えば、便利な世の中になりました。
世の中の移り変わりは速いです。

それでも、人の営みは、基本的な所は変わらないはずです。
しかし、食生活の変化は、甚だしいですね。
最近の若い方は、ごはんを食べないと聞きます。

日本人であって良かったと思える瞬間の一つが、ごはんとみそ汁だと思います。
つまり、普段の和食がご馳走です。
炊きたての白いごはんは、美味いです。

人によって違う好みのごはんの供があるはずです。
旅館の朝ごはんみたいなものが、ある意味ごはんのお供の集約系でしょう。
生玉子、漬物、佃煮、玉子焼、焼き魚、焼海苔と来れば、1膳のごはんでは足りません。
旅館の朝ごはんは、すぐに食べ過ぎてしまいます。
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昨晩は、カマスの塩焼きでした。
我が家でも、鮭、鰤、鯖、秋刀魚と来れば、定番です。
そんな中にあって、カマスは何度か食卓に上がった位です。

カマスの塩焼きも美味いです。
柑橘類のゆずを、横に添えました。

幾つか、播州の実家からゆずも送ってくれますので、ゆず風呂にして、ゆうゆうと2人して、風呂で楽しんでいます。

カマスと言えば、刀剣の世界では、刀の鋒(きっさき)、[切先とも書きます]を思い出します。
かます鋒(かますきっさき)ですね。

鋒の刃部の曲線を「ふくら」と呼びます。
ふくらの落ちたモノは、「ふくら枯れる」といい、ふくらの張ったモノは「ふくらつく」と呼ばれますね。
その中に、ふくらのほとんどないモノ、まっすぐなものを「かます鋒(かますきっさき)」と呼びます。

鋒(きっさき)は、鋩子(ぼうし)とも呼ばれて、時代や作風や作者を特定する上で、貴重な特徴を示す重要な所であって、日本刀を鑑賞する上での見所と言う事になりますね。

刀剣に馴染みの薄い方や若い方、子供さんにも、鋒(きっさき)と言う言葉は、知っておられて馴染みがありますよ。

♪はりつめた弓の ふるえる弦(ツル)よ 月の光にざわめく おまえの心 はりつめた弓の すまされた 刃の美しい その切っ先によく似た そなたの横顔~

そうもののけ姫( 作詞:宮崎駿 作曲:久石譲)の歌にもありますよね。

日本刀に於いて、タタラと言うのは、意味が大きいです。
鋼を作る鍛冶(製鉄業者)は、大鍛冶といい、刀を作る鍛冶を、小鍛冶と言うようです。
国宝「三日月宗近」の刀作したのは、三条宗近です。

謡曲「小鍛冶」で有名なように、時の帝の命により、天下守護の剣を作ることになったと言う話ですね。
伏見稲荷に願をかけて、伏見稲荷の神の加護により完成したと言う事になります。
宗近が活躍してとされる時代は、一条天皇の永延の頃(987~989)と、物の本にあります。
(佐藤寒山著の『新・日本名刀100選』秋田書店)

三条宗近ついては、不明な所も多いですね。
評価値は2,500万円ですが、あくまで評価値であって、こんな名刀は出て来ないと思いますね。(出たと言っても、世の中の景気がいいなら、5,000万円いや1億円からのスタートと言ってもありえますね。少しだけ夢がありますよ)

藤森神社の宝物館に、九条家より賜った宗近の太刀がありますが、もしかしたら、この太刀が、謡曲「小鍛冶」のモデルとなった太刀ではないかと推察しています。

我が愛読書『刀剣価格辞典』では、生国は河内、有成同人と記されていますが、どうもしっくり来ませんね。
三条宗近の子供に、吉家(評価値2,300万円)、近村(評価値1,300万円)を排出しています。
研究の待たれると所です。

この時期なら、「明日待たるる その宝船」と言う所でしょうね。
刀だけに、チンチンカンな話に、しよう(子葉)がないと、お笑いください。(この時期の鉄板ネタです)

日々の暮らしの中、感謝して暮させてもらっています。
ありがたいです。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、焼きの甘いカマスの話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。