訳あり焼するめ の妙味。

朝から暑いです。
昨日は、播州郷里にお盆には、少し早い帰省でした。
親族の新盆もありましたで、そちらのお参りと我が家の墓参りも兼ねて、帰って来ました。

父母は、孫娘ゆうゆうの顔を見るのが何より楽しみでしたね。
替わり番呼に、いじり倒されていました。

ゆうゆうも機嫌よく過ごしてもらえたと思います。
ゆうゆうのマイブームは、何か「変顔」みたいです。
それとコップのお茶入れと、飲み干しです。

変顔の決めポーズがあるらしく、最後にその変顔を両親に見せますね。二人して、笑いを誘われていました。
機嫌がいいとホッとします。

その代りに、親戚の家に行った時は、ゴネゴネポーズでしたね。
私の親戚の中では、親戚デビューしました。
歳の離れた従兄弟が、抱っこして貰おうとすると、どうも反応が悪いです。
その奥さんに抱っこして貰った時は、それほどでもなかったです。

どうも、男性に抱っこして貰うことが少ないですからね。
数えると、人生７人目の男性の抱っこになったみたいです。
女性の抱っこは、数えきれません。
家のご近所さんでも、ゆうゆうは愛想がいいので、ハイ抱っこと言わんばかりに、小母さん方のアイドルです。

あまり、イヤイヤしないので、人気なんですね。
泣いたりもしません。
人に会えば、ハイタッチの構えです。

そんな中、昨日のイヤイヤモードは、初めて見たかもしれません。
いろんな理由があるんでしょう。
中条きよしさんのヒット曲に｢理由｣(作詞：山口洋子、作曲：平尾昌晃)と書いて、「わけ」と言う曲があります。
５０歳以上の方は、ご存じの事だと思われます。

♪　あのひとと別れた理由(わけ)は何でもないの～
夜明けに帰って来た彼の　背広についてた口紅が　許せなかった　だけのこと～
マージャンしてたと言いわけも　投げ出すように冷たくて　熱いコーヒーいれながらもうおしまいねと 泣きました

作曲は、先日他界された平尾昌晃先生です。
ムード歌謡と言うか、中条ワールドの世界観を作り出す名曲でした。
それに、作詞の山口洋子さんの女性の心理を、中条さんが女言葉で、歌いあげます。

何とも不思議な歌詞です。
そうでしょう。
旦那が、中条きよしさんのような二枚目だから成立する歌です。
これが、フットボールアワーの岩尾さんみたいな感じの男性なら、奥さんは相当痛いですよ。

背広についてた口紅も、満員電車で付いただけの事だと思います。
もてる男が、毎日家に帰ってくるのですから、問題ないと思います。
要するに、気のせいです。

旦那が、どこぞの国会議員と手つなぎして、新幹線に乗って居たり、どこぞの元アイドル歌手が、開業医と手を恋人繋ぎしていたなら、それは問題です。
一線を越えた越えないの問題ではありません。

家庭を持ったら、家庭を第一にしないといけません。
毎週金曜日のノアのガッキーの可愛いお説教も、あればいいと思います。
「明日は、絶対に休みだよね。私をどこかに連れて行きなさい」って、言われたら、そりゃ家族を大事にするでしょう。

何事にも｢訳あり｣はあります。
そう、焼するめにも、｢訳あり｣はあります。
嫁のネットで購入したら、焼するめです。

昨日は、網をコンロに用意して、両面を少し焙りました。
私用と嫁用の二枚を私が焼担当です。

もちろん、焼いたするめの横には、マヨネーズの小盛りと一味のフリフリです。
ゲンを担ぐ時は、「するめ」ではなく、「あたりめ」ですよね。
するのは、ゲンが悪いです。
ですから、するのでなく、あてる意味から、あたりめと呼ぶことが、世間様でも認知されています。

暑い日差しを防ぐのは、「よしず」(葦簀)ですよね。
我が家にも、備えています。
よしと言うのは、あしと言う植物です。
人間は考える葦(あし)であると言う、あのあしです。

あしは、悪しきの悪しに通じますから、これを逆さ言葉にして、よしにしています。
よしは、良しに通じます。
するのでなく、あてるとすると、ゲンがいい言葉に代わります。

器が割れるのでなく、数が増えると言うと、ゲンがよくなりますよね。
モノはいいようです。
同じ出来事を、吉兆にするも、凶兆にするにも、そのモノの言い方考え方です。
仏の世界観にも通じます。

禅語の「日日是好日」ですよ。
毎日本当に好日ではありません。
雨の日もあれば、雪の日もあります。
それでも、人生そんな紆余曲折もあるのを知って、すべてを含めて、是好日なんですね。

晴れれば、畑に行って農作業をし、雨になれば、本を読めばいいだけです。
晴耕雨読を楽しみと捉えれば、毎日が楽しく過ごせますね。
それも方便という莫れです。
いえいえ、生きる知恵なんですよ。

訳ありと言えば、何か問題を含んでいると感じるか、安くなってラッキーと思うかだけです。
今回は、するめだけに、当たりでした。(笑)

日々感謝して暮らさせてもらっています。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいと念じています。
ありがとさんです。