''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

家族で、岡山の備前長船刀剣博物館に行って来ました より。

連休に、岡山に家族5人で行った時の事です。
我が家は、私と嫁と3歳児のゆうゆうと、郷里播州で乗り込んだ父母の5人で家族旅行をしました。

これで、2度目家族旅行です。
ありがたいことです。
本当にそう思います。

嫁の協力があっての事と、感謝の念に堪えません。
嫁が年老いた両親を大切にしてくれます。
子供としては、ありがたいことです。
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岡山国際ホテルで一泊して向かった先は、備前おさふね刀剣の里 備前長船刀剣博物館です。
刀好きには、一度訪れたいと思う刀剣博物館です。
やっとその聖地にやって来れました。

今、特別展「こんぴらさんの名刀展」が開催されています。
金刀比羅宮は、古くから海上交通の守り神として敬われ、武人の崇拝を受けていたも聞きます。
その金刀比羅宮が所蔵している名品の中から、今回備前物を中心とした日本刀を展示いたしまた。
これは見るしかありません。
ちなみに、金刀比羅宮のご神体は、ワニさんだと聞いております。

この展示の中で一番楽しみにしていたのが、NO.5薙刀直し刀 無銘(伝雲次)ですね。
私は、備前刀の中で、特に雲類と呼ばれる刀工が好きです。
太刀姿・形がいいですね。

雲類とは、雲次、雲重、雲生、雲同、雲上などの刀工を指します。
後醍醐天皇の命を受けて名刀を鍛え上げ、「雲」の字を賜ったと聞きます。
その筋は、宇甘(鵜飼)一派です。

今回は無銘ながら、太刀でなく、薙刀直し刀でしたが、やはり雲類の刀です。
これまで、雲類の刀は、二振りほど見ましたが、独特の備前刀に感じます。
気になったモノには、NO.11 水心子正秀/天明五年二月日 の銘の脇差です。
初期の作品みたいで、あの刻印がありません。
寛延3年の生まれと聞きますので、西暦1750年なら、天明五年は、西暦1785年なので、35歳の作と言う事になります。

復古刀と言うスローガンを掲げて、日本刀の江戸期の中興の祖とでも言えそうな御仁です。
戦国乱世もなくなり、天下泰平の世となって、武士とは如何なるものか、その魂の二本刀とは如何なるものか、振り返りたくなる時期の中での、復古刀は、多くの武士の共感を得たと言えます。

ゆっくりと、刀剣を鑑賞いたししました。
もちろん、3歳児ゆうゆうは、今流行りの刀剣女子ですから、何かざわついていました。

最近の事で言うなら、戦国武将・上杉謙信の愛刀として有名な、備前刀の最高峰と言われる国宝「太刀無銘一文字(号・山鳥毛/やまとりげ)」を、生まれ故郷である「備前長船」の地に里帰りさせる機会を得ようと、このたび「山鳥毛里帰りプロジェクト」を立ち上げておられます。

我が愛読の書『新・日本名刀100選』(佐藤寒山著 秋田書店)にも、NO.29に掲載がある名刀ですね。
山鳥毛の名は、山鳥の羽毛のように美しいからとその名があり、上杉家の紙札には、「さんしょうもう」とあり、遠山の夕べの山焼けの景色に似ているからとの形容があると解説にあります。

もし、展示されるなら、再度訪問しないとイケないですね。
それもそれで楽しみです。

家族での貴重な時間に花を添えてくれました。
5人で、どこか立ち寄ったのは、これが最初です。

ささやかな時間でですが、ありがたいかけがえのない時間を過すことが出来ました。
有りがたい限りです。
またの家族旅行の機会を楽しみにしております。

日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。