''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

晩酌タイム 生の蛸の造りで、一杯呑める より。

もうすぐ11月も終わりそうです。
来月は、師走と言う事になります。
私のブログで、12月となると毎年、「赤穂浪士」「忠臣蔵」をサブテーマにして記事を書いています。

 

その用意もいろいろと下準備しないといけないことになります。
年をとっても、勉強が必要です。
一生勉強だとよく言います。

 

少し大人の世界をいろいろと勉強してみたいです。
粋な暮らしを念じています。
それに、人情ですね。
人情と言えば、落語や講談や浪曲の話芸の世界でもあります。

 

それとも、にんじょうと聞けば、この時期「刃傷」事件になるなら、やはり赤穂浪士の元主の仇討に繋がりそうになります。
ここは、人情の話にして置きましよう。

 

人情話には、酒が欲しくなります。
諺にも「情けは人の為ならず」といい、いずれ自分にも回りまわって帰って来ると言う、一見すると違う意味にも解され易いですね。

 

落語「叩き蟹」では、その意味が落語から分かります。
左甚五郎が亭主を諭すシーンが、聞かせる所です。
そして、2年程して帰って来た時に、その意味が分かります。
盗っ人した子供が、店で働いています。

 

年がとって涙線が緩んで来ます。
「情けは人の為ならず」とはよく言ったモノです。
回りまわって自分に返って来るのを知らない方が多いです。
自業自得とも言います。

 

今夜の晩酌タイムは、何を肴にしようかと、迷走します。
迷走と言うより、冷蔵庫と相談です。
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近くのスーパーで良さ気に売られてい生の蛸の造りです。
これなら、熱燗でも酒が進みます。

 

蛸も、ボイルした定番の蛸ブツも、私の好物です。
生の蛸の造りも、いいですね。
ボイルした蛸みたいにシコシコした食感はないけれど、イカの味わいでもない蛸の甘みが感じられます。

 

もっと量があったら、蛸のしゃぶしゃぶも美味いと思います。
最近、外国産の蛸も多いです。
私が食べる様な蛸は、ほぼほぼ外国産ですね。
明石の蛸は、なかなか口には入りません。

 

明石の魚の棚にでも行って昼網で採れたての蛸が、店頭から逃げて、商店街を歩いてるとのうわさも時々あります。
話には、背ヒレヒレが付きますが、蛸だけに口八丁手八丁かもしれませんね。

 

最近、世界的に蛸の需要が伸びています。
って言うか、今まで生魚を食べなかった国々よって、値が高騰しています。
日本橋黒門市場は、ほぼほぼ外国みたいになっています。
刺身に河豚に和牛にと、値段を見たら、手が出ませんね。

 

刺身なら刺身盛で買いたいし、ぶくなら手っちり用にみがいたふぐを購入したいです。
食卓で、食事として頂きたいです。
日本人なら、人ごみの中、縁日の屋台串みたいなものを好んで食しません。
文化の違いなんでしょう。

 

観光客のマナーが悪いですね。
特に電車のマナーは最悪です。
電車の右と左のシートに分かれて、大声で喋ります。
恥じと言う文化がない国の人が原因ですね。

 

あれだけ、生魚は食べないとか、蛸は気持ち悪いと言いながら、値段が高くなると食べたくなるのは、何だか違う様な気がします。
挙句の果てに、自国に帰ったら、最悪の気分を感じると書き記されている事が多いですね。



まだ、日本酒のブームも本格的ではありません。
その内、日本酒や焼酎まで、外国人の食欲に満たされて高騰するのは、ご勘弁して貰いたいです。

 

日本酒も、愛飲されている外国人も多いです。
和食レストランで、品よく呑んだり食べたりされるのは、好ましい事です。
職人の握った寿司で、日本酒を呑んで、和食の世界を楽しんでもらいたいです。

 

握ったすしネタの上に、刺身を乗せるだけの寿司を、寿司だと思っている外国人も多いし、生魚を切っただけで、刺身だと思っている外国人も多いでしょう。
本当の和食の良さを知って貰いたいです。

 

外国での和食レストランの経営者は、日本食の知識の知らない外国人のオーナーであることが多いと聞きます。
イメージ先行の和食ですね。

 

蛸でも蛸ブツなら、切っただけかもしれませんが、生の蛸を薄く削いで刺身にするのは、技術が必要です。
ぶぐの刺身、つまり「てっさ」の高いモノも、ふぐの値段以上の技術料金です。
ふぐも厚いで噛み切れません。
しゃぶしゃぶなら、素人が切ったものでも、食べられますけどね。

 

関西でも、ふぐはスーパーで買えます。
時に、毒の部位を取り除いたみがきの状態で売られている事もあります。
あれなら、出刃で切って、てっちり用にしても、しゃぶしゃぶ風にカットしても、家なら美味しく頂けますね。

 

今年も何度かふぐを頂きましたが、家でやるとリーズナブルで頂けます。
3歳児ゆうゆうも、ふぐは好きですよ。
もちろん、てっちりの後の雑炊は、一心不乱に食べている姿が、笑えます。

 

子供には、分かりにくい味かもしれませんが、淡なる味わいにこそ、本当の旨味があるんだと、洪自誠の「菜根譚(さいこんたん)」の一節を思い出します。

 

有名な一節、「 醲肥辛甘(じょうひひんかん)は真味にあらず。真味は只だこれ淡なり。神奇卓異は至人(しじん)にあらず。至人はただ是れ常なり。」です。
私も常人を、旨としたいです。

 

その意味では、蛸も淡なる味かもしれません。
噛めば噛むほどの、蛸の旨味がマシマシになりますね。

 

山葵もいいし、梅肉でも美味いでしょう。
それとも、通の煎り酒で頂くのもいいかもしれせん。
その辺りにして置いた方が、落語の方では、「酢豆腐」、上方噺では「ちりとてちん」と言われそうです。

 

朝の「ちりとてちん」が懐かしくなりますね。
仕事場の昼休みの昼ドラで、時々見られましたね。
ドラマの中で演じられていた落語「愛宕山」の一節を思い出します。
「 野辺へ出てまいりますと春先のことで、空には雲雀がピーチクパーチクさえずって、下は蓮華たんぽぽの花盛り。~」
渡瀬恒彦さんの演じる、徒然亭草若師匠の語り口調が、耳から離れませんね。

 

何だか酒が呑みたくなりますね。

 

日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。