''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

伏見の水と女酒

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関西は、良いお酒を造る歴史と地域があります。また、現在のように清酒にしたのも、関西です。どうもお酒と関西圏、昔で言う「上方」です。江戸時代は上方のお酒は上等品でした。

ネーミングも「富士見酒」なんて言われました。富士のお山をのんびり見ながら船でやってきます。一大お酒製造地域だったんでする。その中でも「灘の男酒、伏見の女酒」と呼ばれていました。

水の性格が異なるからです。灘は六甲山の水系から少し固い水、伏見は京都盆地に長い間過ごしたろ過した柔らかい水が原因です。

出汁(だし)も京都は特に色を薄く、素材の持ち味を生かすようにします。そこには四季の色合いを表現する上でも有効でした。

伏見は古い名を「伏水」と書きます。伏した水がいい所という意味です。確かに京都盆地は、琵琶湖より大きな水がめがあると言われ、気の遠くなる程の時間をかけて伏見に流れてきます。

御香宮は水の百選にも選ばれています。モットすごいのは今も町のあちこちに水が沸いています。持ち帰り自由です。節度があればポリタンクで持ち帰る人もいます。あちこちに無料の湧き水が飲めます。伏見散策にはコップあれば良いですよ。飲み比べられます。無料ですよ。

その水を飲んで伏見のお酒飲めばあることが分かります。のど越しが同じです。同じ自ら出来てていることが分かります。山本本家の酒はその代表格です。口に入ったさらっとした口当たりが同じです。柔らかいです。

水に固いの柔らかいのがあるのかいと思われますかも知れませんね。私がそれを特に感じたのは中国に行った時の事です。あちらは生水が飲めません。飲みたければ湯冷ましを飲みます。

チョー固いんです。鉱物的な味というか液体間がいつも飲んでいる水とは違うんです。異物感さえあります。

伏見のくみくみの水飲んでください。私の言っていることがはっきり分かります。ペットボトル詰めて持ち帰りOKですよ。無料です。時間制の所もあります。

伏見の女酒には和食が会います。「古都千年」なんかよく飲みます。和食に合う万能選手です。「玉乃光」は酒の味を楽しみたい方には良いかもしれません。いくつものお酒のメーカーがあります。一般の方は聞いたことがないメーカーもあります。どれも個性があり、味も会社の規模とは関係はありません。

他の地域の酒と呑み比べるのも楽しいです。後は、取り合わせの酒の肴です。肉と合うもの鳥と合うもの、煮焚物と合うもの、鯖寿司と合うものいろいろ取り合わせを楽しんで下さい。

この時期は冷やしても良いです。ぬる燗もいいです。でも一番のお奨めは「ひや」(常温)です。

暑すぎずほのかに汗をかく位なら、鯖寿司に「ひや」で休日、疎水を見ながらぼんやり昼ごはんは如何でしょう。

遠方に行かなくても、お気に入りの近くの公園でもいいじゃなんですか? 自宅のベランダから風薫る初夏を「ひや」で過ごすのも大人ですよ。

手酌酒も良いです。お内儀に「おひとつ」と言いながら飲むのも殿様気分です。小さい姫君に「おさけくさい」と言われながら呑むのもオツというものです。

早く次の休日来ないかと楽しみです。

こころ穏やかに過ごせることにこころから「感謝」の気持ちでいっぱいです。