先週の週末、嫁が何か作っていました。
4歳児ゆうゆうも興味津々です。
モービル(mauviel )の小さなフライパンが見えます。
これは、どら焼きだと分かりました。
12cmほどの銅製のフライパンです。
ネットで見ても、16,000円程のお値段が付いています。
嫁愛用の道具です。
銅製ですから、熱伝導がよく料理やお菓子作りに向いています。
その愛用品が出ると言うなら、どら焼きです。
何度も作っています。
私のお気に入りは、抹茶入りのどら焼きです。
きれいな焼き目が付きますよ。
ハーフにカットして、餡が見えるように盛りました。
味は、どら焼きです。
関西では、どら焼きと言わず、三笠饅頭と言う方が一般的です。
三笠と言えば、ご存じ三笠山です。
「天の原振りさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも」(古今和歌集)
もちろん、あの阿倍仲麻呂ですよね。
仲麻呂16才の時に遣唐留学生として唐に渡ります。
難関の科挙の試験にも合格して、玄宗皇帝に仕えます。
また、李白や王維らの著名人と交際があり、文名も高かったと伝えられていますよね。
30年近くの滞在の後、仲麻呂が51歳の時、宗皇帝に帰国を願い出て帰路に着きましたが、途中で嵐に遭遇して、安南に命からがら辿り着き、帰国は失敗しました。
阿部仲麻呂は、後に再び長安に帰り、唐の地で亡くなります。
それでも、故郷の大和が懐かしかったのでしょう。
望郷の念は、どれほどかと思うと、悲しいです。
因みに、この阿部一族は、平安時代以後は「安倍」と称するようになり、あの陰陽師の安倍晴明もこの一族だと聞きます。
なんか現在の世にも、繋がっていますね。
どら焼きとと言えば、このどら焼きの形の他に、長細い棒形のどら焼きもあります。
金太郎飴のように、切ってどらの形になるお菓子もあります。
期間限定ですので、その時にどうぞ。
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。