雨の週末になりましたよね。
冷たい雨では無かったのが、何よりです。
冷たい雨と言えば、あの名曲が浮かびます。
♪冷たい雨にうたれて 街をさまよったの~
「冷たい雨」(作詞:荒井由実 作曲:荒井由実)ですね。
私の頭の中では、ユーミンでなく、ハイ・ファイ・セットの山本潤子さんです。
声質といい、歌の上手さといい、歌詞の情景が見える感じがします。
歌詞の中、「赤い靴」はインパクトがありますね。
悲しい歌の中に、いろいろな不安定な感情の機微が、何とも言えずユーミンの歌詞の世界をビジュアル化してくれます。
そう言えば、あの名曲「スカイレストラン」(作詞:荒井由実,作曲:村井邦彦)も、もの悲しい女心の歌ですよね。
♪街灯り指でたどるの 夕闇に染まるガラスに 二人して食事に来たけど 誘われたわけはきかない なつかしい電話の声に 出がけには髪を洗った~
別れの予感ですよね。
物悲しいですね。
この歌に関しては、大人の雰囲気の山本潤子さんもいいけど、柴田淳さんの歌声も好きですね。
雰囲気の違う二人の女性ボーカルの歌声で、歌詞の世界観が変わって来ます。
それも2種類楽しめて、お得感がありますね。
2種類の違い楽しみと言えば、週末我が家の2種類のホットトーストです。
チーズハムエッグトーストと、チーズマヨソーセージトーストです。
ハムエッグトーストは、ラピュタの世界観をイメージして、少し豪華にしました。
5歳児ゆうゆうも、あのバズーとシータの食事のシーンが大好きです。
時折、目玉焼きをトーストの上に乗せて、作って上げます。
意外と喜びますよ。
私は、宮崎映画の中では、『天空の城ラピュタ』が好きですね。
原作・脚本・監督 宮崎 駿の世界がよく現れています。
ストーリーにない人物の作り込みといい、登場人物の妙といい、ラピュタ語の想像といい、いいですね。
それに今まだ使って来たキャラクターが、いろいろと散りばめられています。
未来少年コナンの世界観、ルパンのカリオストロの城の世界観、時代設定、メカニックの存在感といい、不思議な世界観がいいんです。
見えない無駄ではない世界の作り込みが強く感じられます。
例えば、ドーラ一家 も面白いですね。
若い船員が、すべてドーラーの息子でもありませんし、キャラクターもしっかり作り込まれている所がいいですね。
後に、ムスカと直接戦うシーンに繋がる伏線にも繋がります。
私たち子供時代の名作アニメの「母をたずねて三千里」にもそれがあります。
場面設定・レイアウト を担当されていましたよね。
その作中、アメデオを見た耳の遠い老人と出会い、その孫のアンヘルが老人の指示で、馬車に乗せてもらうシーンがあります。
そのお蔭でマルコは、トゥクマンまで歩かずに馬車に乗せて貰えることになります。
また、途中サトウキビ畑で、アメデオとマルコにサトウキビを切り渡して食べさせているシーンもありましたね。
作品の中で、主たる名シーン内容ではなかったですが、この場面設定の意味合いは、大きかったと思います。
当時のアニメは、子供が見るモノという概念が強かったですが、人間の描写など、大人が見ても納得の行く作品に仕上がっていたと思います。
それは、世界名作劇場として、同様に多くの子供とその大人に見られることになりましたね。
また、1年を通しての長いクールの作品が存在したことによって、多くの声優さんの起用があったことも、日本のアニメ界に大きな寄与があったことにも繋がっていると思います。
バズーとシータの食事シーンや、ドーラやその仲間との食事シーンといい、作品から言えば、無くても支障がないが、ないのとあるのでは、別次元の作品の世界観が成り立ちえます。
私も、そうした子供から大人への成長の中で、無駄をなくなすのでなく、無駄には無駄の意味があることを知り得た気がします。
結局、無駄では無かったです。
現在生きているのも、そうした一見無駄だと思えることも、人生の中では、記憶に止められる人生のシーンがあると、感じられます。
まさに、人には、その人の人生があり、その人生の中で、人は主人公であると言えます。
天からのキャメラが回る主人公を演じています。
天命に耳を傾けられる年齢になったように思えます。
人は、生きているのでなく、何かの力で生かされています。
ありがたいと感じる人生を歩ませてもらっています。
ありがたいことです。
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。