先日、嫁が仕事場から何か持ち帰りました。
仕事上のトラブルによる戦利品の一部です。
1つは、上司からの感謝のお品、もう一つは、業者からの詫びの品と言う感じです。
一番喜んだのは、5歳児ゆうゆうです。
大好物の千鳥宗家の本千鳥に、ハイテンションです。
同時に、今橋の鶴屋八幡の山清水もじっと見ています。
もちろん、次の日のおやつになりました。
保育園からの帰り、「帰ったら本千鳥食べさせて」って、自転車の乗り込みの時に、声が掛かりました。
覚えていたのね。
もちろんです。
5歳児のゆうゆうにとっては、本千鳥は、上等な和菓子だと知っています。
私事ながら、弔辞慶事に使うので、親戚の法事やお供え物に、お使い物に、使われます。
その折は、付いて行って、おすそ分けの家の分を買って貰って、頂きます。
また、法事の返礼のおすそ分けにも、頂きます。
ですから、美味いのはよく知っています。
最初食べた時、目を閉じて恍惚の表情をして食べていました。
パクパクとは食べません。
一口の甘味の余韻を楽しんでいます。
私が食べよい大きさに4つに分けて、一口サイズに食べるように教えています。
本来は、女の子ですから、個別包装の包み紙の上で広げて、手で4つぐらいに分けて、口中に投じれば、品よく食べられます。
5歳児ですから、そんなに上手には食べられないので、私がサポートしました。
上品な甘味と言い、鼻腔から抜ける心地よい香りと言い、本千鳥は美味いと思います。
5歳児が、本千鳥の味を覚えてどうするって感じです。
その翌日、今橋の鶴屋八幡の山清水がおやつにして出しました。
「山あいから湧き出る清流を干し琥珀で表現した」とパッケージに書かれています。
じっくりと煮込まれて大納言の小豆が何とも言えず、程よい加減です。
それを寒天が優しく包み込んであります。
鼻腔から抜ける香りの品がいいですね。
表面の砂糖菓子のジャリっとして完食と中身がしっとりしている絶妙なバランスがいいですね。
お薄が飲みたくなります。
さもないと、天王寺、旭、都島、いえいえ上等(城東)なお茶が飲みたくなります。(笑)
玉露と言わず、上喜撰と言わず、上等な雁金も捨てがたいです。
中を取って、ほうじ茶の雁金も、チョコレートな香りがして、香りのスパイラルに落ち込みそうです。
こちらも、5歳児が一口で頬張るのは、ちょとご法度です。
ですから、黒文字で二つに分けて、二度に分けて口中に投じました。
何とも言えず、シャリとふわを口中で、楽しんでいます。
鼻腔から抜ける品の良い香りも、満悦しているみたいです。
至福の表情です。
こんな上等な和菓子を食べれば、他の菓子を食わなくなりそうな怖い予感がしますよね。
心配有りません。
我が家のゆうゆうは庶民の子供ですので、この菓子が毎日ではないことをよく知っています。
味を忘れないように、「今橋の鶴屋八幡」の店舗を暗唱させましたよ。
千鳥宗家の「本千鳥」は、その名を舌にも心にも、すでに刻んでおります。
家の近くのどこに店舗があるのかを、よく知っています。
もちろん、千鳥宗家の回し者でもありません。(笑)
嫁の戦利品は、いつもいいモノが多いので、ゆうゆうも期待大みたいでしたね。
ありがたいことです。
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。