先日、かしわとキノコの炊き込みごはんの記事を書きました。
仕込みの用意していた時には、娘の体調の変化、並びに発熱に気づかずにいたので、いつも通りに３合を炊き込みごはんに用意していました。
翌日の朝ごはんの時に、アサヒ軽金属の圧力鍋で調理する予定のままでの仕込みでした。
すでに鶏肉の下味付け込みなど用意していましたので、単に量を減らすことも出来ず、３合用意しました。
いつものなら、朝ごはんに、昼ごはんに、炊き込みごはんのおにぎりを平らげて、少し残る計算でした。
しかし、娘の急な発熱で、予定が変わってしまって、大量に残った次第です。
料理の世界では、そんなこともよくあります。
家での仕込みですから、いろんな味変させて、美味しく頂く術は、心得ています。
賄い風と言えば、そこから見つかる新しい味をあるモノです。
私は、料理に関しては、いつもチャレンジャーです。
大きな失敗もそれほどないです。
今回も、かしわとキノコの炊き込みごはんなら、問題ありません。
一番手軽な味変料理は、やきめしです。
チャーハンでなく、あえて賄いですから、やきめしです。
炊き込みごはんに白出汁を使っていますので、その風味は生かしたいところです。
そうなると、中華出汁を加味することなく、和食の出汁ベースです。
そうなると、フライパンに少しの油を入れて、溶き玉子を入れて、やきめしの定番の作業です。
チャーハンみたいに強火にせずに、中火で油の入った玉子と混ぜ合わせます。
熱したフライパんから、出汁の香りがして来たら、麺つゆを少し入れて、鍋を振ります。
ごはんに合わせる程度です。
フライパンに少し空間を作って、ここに牡蠣醤油を入れて、皆さん大好きな乳化させて、焦がした醤油の香りをやきめしに付けます。
後は刻んだネギをたっぷり入れて、完成です。
出汁の香りと、焦がした醤油の香ばしい香りと、熱したネギの香りがします。
まさに、３つの香りのぱ・ぱ・パフュームです。
強いて言えば、「レトロなテクノ」って感じってか?
庶民的なやきめしですからね。
私が保育園の時、母の兄、私から言えば、伯父に連れられて、仕事の現場に一緒に行った記憶があります。
伯父は、よくある昭和の建設会社のワンマン社長で、確か記憶では小学校の工事の打ち合わせに行ったのだと記憶しています。
打合せの時間は、小学校の校庭で私は一人で遊んでいました。
昼時になって、近くの喫茶店に入って、やきめしを頼んでくれました。
白い四角のお皿に、やきめしが盛ってあって、福神漬けが添え物としてあったのをはっきり覚えています。
玉子、ハム、玉ねぎ、にんじん、ネギが入った昭和レトロな喫茶店のやきめしです。
私がそれを食べているのを、伯父は見ていたのを覚えています。
すでに５０年以上前の記憶です。
やきめしの味もその時の香りも、うっすらと覚えています。
当時のやきめしは、それほどはっきりした味では無かったですね。
何でもソースを掛けて食べるご時世でしたからね。
当時のカレーライスにも、普通にトンカツソースやウスターソース掛けていました。
でも、味付けは薄い醤油だったと思います。
ソースを掛けたりしませんでしたからね。
喫茶店で、最初にやきめしを食べた記憶が、この味です。
すぐに昭和も５０年代に入ると、やきめしでなく、ピラフと言うメニュー表記変わっる前の古い記憶です。
当時海老ピラフが好きで、時折父に連れて行った喫茶店でも食べていた記憶があります。
当時は、喫茶店ブームの時代でしたでしたからね。
毎月、住む地域の近くで、新しい喫茶店が、どこどこに出来ると新聞広告のチラシが入っていた事態です。
懐かしい昭和の時代です。
最近子供の頃のいろんなことが、何か食べていると思い出すことがあります。
それだけ、私も年をとったと言う事です。
親子３人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。
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