寒い時の「寒」の字の付く食べ物は、脂が乗って美味いです。
この時期、寒と言えば、寒鰤です。
能登半島地震で、漁業関係者が被災されて、湾が隆起して、釣り船の復興が成り立ちえません。
一日も早い復興を期待するしかありりません。
もちろん、関西人としては、能登産の品物も、購入して少しでも支援できたらいいと思うばかりです。
まずは、水道や電気のインフラの整備が急がれています。
水がないと、不便極まりないですからね。
とは言え、日本海産のこの時期の鰤は、キトキトです。
脂も乗って美味いでしょう。
買って来たのは、この地域のモノではありません。
物流の整備がままならないと、こうした物産も手に入りません。
一日も早い復興を待つしかありません。
先日、鰤の冊を買って来て、私が刺身にしました。
脂も乗って美味そうです。
運悪く、大葉の用意が無かったので、更にそのまま盛り付けました。
鰤の背の部位ですね。
我が家は、腹の脂の甘味を感じる部位を、よく頂きます。
我が家の8歳児のゆうゆうは、鰤が大好きです。
基本、大人も子供の同じように皿に盛りつれています。
あしらいがあれば、あしらいも盛も同じです。
量の加減の違いはあっても、基本同じようなモノです。
この日の鰤も、数が取れたので、大人も子供の同じような盛です。
よそ見している間に、娘の皿の鰤の刺身が無くなっています。
「あれ? 切り忘れたか?」
そんなはずもありません。
嫁と子供の分は、最優先で盛り付けています。
私が卓袱台に到着するまでに、完食したようです。
ご丁寧に、少量添えた山葵もなくなっています。
大葉があれば、最後の鰤の切り身を大葉に巻いて食べます。
嫁と誰に似たんだかと、製造責任を押し付け合います。
刺身と言えば、燗の酒も付けました。
もちろん、手配するのは、自分の担務です。
「おねいさん、お銚子もう1本追加!!」
そんな声も懐かしいです。
今時の居酒屋では、ボタンを押して、燗酒が徳利に入って来ます。
私がラーメン屋でアルバイトして居た時から、当然同じですから、最近ではないですね。
一升瓶を関する機械に逆さに入れて、1合分づつ燗酒にしてくれます。
つまみがあって、1合でなく、8勺程度入って、1合としてお酒を売りますからね。
昔の居酒屋では、関する前の徳利の首近くまで居れると、燗酒が膨張して、徳利いっぱいまで上がって来ます。
こうなると、猪口には酌がしにくいです。
すると、自ずとコップ酒になりやすいです。
おでんの屋台で、コップ酒も雰囲気があります。
もちろん、酒器は、チロリです。
これも味があります。
レンジでチンするのとは、燗酒の味も違います。
私もアルミ製のチロリを持っています。
どこに入れたのか、探さないとイケないですね。
もちろん、徳利もありますので、それを使えばいいですが、鍋で燗を付けるとなると、チロリが便利です。
平板銚子も持っていますので、それでもいいですね。
燗酒の香りに釣られて、8歳児の娘が、呑ませろと言い出すと困ります。
「父が捕まりますよ」
とりあえず、父の呑んでいるお酒に興味津々です。
こりゃ、呑み手になりそうな予感です。
危ないぞ。
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。
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