チョコあられ　想ひそめし　小倉山荘より。 - ''かんとうしょうえ''の痛風日記

今日は朝から冷えますね。
東北辺りでは、雪かもしれません。

先日の連休は、膝の具合が悪く、家で養生しておりました。
援助物資をもって、ボランティアのやって来ました。
食料と菓子の差し入れです。
菓子は、甘いのと、塩辛いのの２種類です。

私もよく紹介する小倉山荘の菓子です。
おかきやあられのお店ですね。

仕事の加減で、仕事場でもおすそ分けに、一昔はよく頂きました。
今の仕事場では、ありえない話になってしまいました。
遠い昔の出来事のように感じます。
場所は一緒なのに、社名も幾度変わり、システムも変わりました。

懐かしい小倉山荘のあられです。
チョコがコーティングされてあられです。

形も、柿のタネという感じですね。
もちろん、辛くもない甘いチョコの味です。
上手にコーティングされています。

コーティング上手と言えば、元ロジャー海賊団副船長『海賊王の右腕』コーティング職人、冥王・シルバーズ・レイリーですよね。
渋い存在です。
ワンピースと言うアニメを、面白くしている精神的な支柱の存在を感じます。
私も、この御仁と少しだけ共通する点もあります。

仏法世界の話を、少しだけコーティングしてるのかもしれません。
それだけではないですけどね。
少なからず、ご縁がある方ですね。
今後の活躍と能力が期待できます。

チョコあられと言いながら、「想ひそめし」とは古風な菓子の名前です。
この小倉山荘のあられの裏に、和歌が書かれています。
「恋すてふ我が名はまだき立ちにけり人知れずこそ思(想)ひ初めしか」
　by壬生忠見(みぶのただみ)

意味
恋しているという私の風評は、早くから世間に広まってしまいました。
人知れず、ひそかに恋しはじめだったのになぁ。
(『鑑賞　小倉百人一首』水田潤著　参照)

この和歌は、「天徳内裏歌合」に、平兼盛と戦った時の和歌です。
「しのぶれど色に出でにけりわが恋はものや思ふと人の問ふまで.」
　　　　　by平兼盛(たいらのかねもり)

意味
(人に知られないように)包み隠していたけれど、私の恋は、とうとう私の顔の表情にでてしまったよ。「何か物思いしているの(恋している)か」と人が問うほどまでになぁ。

共にイイブンの出来ながら、帝が、ぽっそりと兼盛の歌を口づさまれた。(郡司さんの採点でも)
「しのぶれど～」
それにもって、兼盛の勝ちに繋がった因縁の和歌です。
百人一首、兼盛の和歌が４０番、壬生忠見の和歌が４１番として記されています。

どちらも名作です。
しかし、しのぶれどという、歌いだしに何か引き寄せられた帝のお気持ちも分かります。
リズム感のいい和歌ですよね。

どちらも共に三十六歌仙の一人です。

壬生忠見の和歌で言う風評と言えば、この時期東北の原発の風評です。
ほうれん草が大変なことになっています。
注意された指定の地域以外のほうれん草も、納入を断られていると聞きます。
そこまで、ほうれん草に毛嫌いしてどうする。

福島の原発の周り付近だけでしょう。
九州や近畿のほうれん草には影響がないにも関わらず、ほうれん草イコール原発のイメージは、いけませんね。

ほうれん草だけに、仏の声に耳を傾けて下さい。
ほうれん草は、漢字なら法蓮草とも書きます。
南無妙法蓮華経、お題目の形にほうれん草の葉の形が似ているから、この字を当てることもあります。

イランとかあの辺りの原産だとも聞きます。
仏の真理心証を伝える経典の名を、付けられたありがたい野菜です。
そんな風評に負けるはずもありません。

ちなみに魚にも、南無妙法蓮華経に関係する魚がいます。
「ほっけ」です。
感じなら「法華」ですよね。
この由来にも時間があれば書き記します。

仏の願いは、一切衆生を救うことにあります。
多くの方が、一人でも救われることを祈るばかりです。

この時期にどうして、菓子のことを書くのかって、それは卒業式があるからです。
♪　仰げば尊し　和菓子の恩～
今日は、ここしか笑うとこないですよ。(ねぇー、とおるちゅん!!)

辛いことも仮の「空」と思い、耐え忍ぶことも必要かもしれません。
「しのぶれど～」
それにしても、忍び切れないほどの苦しみです。
どれほどの試練があたえられたのでしょうか?
観音さまの名を唱えて下さい。

被害のない関西に住む者としては、国民として、同じように耐えることがあれば、耐えましょう。
一日も早い復旧を、政治指導で進めて頂かないとなかなか進みません。

少しでも、傷ついた心も、少しはコーティングされますように、祈るばかりです。
仏縁に感謝しています。
多くの方が救われますように、祈るしかありません。

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

最後まで、内容は甘くない話にお付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。