''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

おでんに、リトライしたくなりました より。

昨晩は、天候がよくなかったので、しし座流星群は、見られなかったですね。
そんなこともあります。
天気が良ければ、寒さ対策を万全にして、光の無い所に、シートでも敷いて、天を仰げば、天体ショーの始まりでした。

 

寒いとなれば、熱燗で体の暖を取りたくなるのは、酒飲みのいい訳でしょうね。
呑んだらそのまま、寝てしまいそうになります。
風邪をひく元になりますね。

 

でも、家でコタツの中に居ても、うとうとしてしまいます。
やはり、コタツうたた寝は危険です。
どうも、一度入れば、出たくないのが心情です。

 

先日のおでんに続いてと言うより、残った出汁に具材を入れて、リトライをしました。
播州関東煮(かんとうだき)は、出汁を捨てません。
つまり、焼き鳥や鰻のタレのように、継ぎ足します。

 

もともと醤油と砂糖と酒の煮詰めた出真黒な出汁に、継ぎ足します。
ですから、色も真黒です。
味も、ちょっとくどいです。
魚介類も豊富ですから、練り物も有名です。
そんな新鮮な魚で作った練り物が、甘い出汁にゆっくり焚かれて、味がしみ込みます。

 

ごぼう天の芯のごぼうが、箸で簡単に切れます。
一度煮込んで、味を深まって、その出汁を練り物が再度旨みとして吸い上げます。
真黒い出汁の中で、具材が趨勢しているかのようです。
イメージ 1

リトライしたおでんは、具材も少し変えました。
厚揚げ、焼き豆腐、そして、すじ肉、ごぼう天、鶏肉の手羽元です。
厚揚げ焼き豆腐も、味がしゅんでいます。(関西では味が染みている事を言います)

 

盛り付けている時に、少し遊び心で盛りました。
厚揚げが、山の形に見えました。
あーそうだ、東山の形です。

 

月は朧にと来れば、舞妓さんの舞いに合わせた東山です。
祇園の鉄板の舞いです。
確か円山公園の歌碑が五色で、表されていました。

 

禅の問答において、昔、雲門大師は、「如何なるか是れ諸仏出身の処」(真の禅者の人生に処する処し方は如何に)と問われて、「東山水上行」(とうさんすいじょうこう)、「東山へは舟で行くサ」と答えられた、と聞きます。(『禅語の茶掛 一行物』芳賀幸四郎著 参照 )

 

私なら、東山へは京阪電車で参ります。(おけいはんですよ)
稲荷山なら歩いて参りますよ。(稲荷山も東山36峰の一つですからね。それも最後の山です)
15分もかからないでしょうね。
ドライブスルーゴーゴーなら、5分ほどかもしれません。
ちょっと懐かしいです。

 

何やら、東山に舟で向かう船頭が、船竿を使っているようなイメージの図です。
落語「船徳みたいな船頭なら、大変なことになりますからね。
ここは、春風亭小柳枝さんの「船徳」がいいですね。

 

柳橋の船宿・大枡(だいます)の二階で、家を勘当された居候の身の上の若だんな・徳兵衛さんが、ハマリ役かもしれません。
噺の上手さに、ぐっとそちらの世界に引き込まれます。

 

こんな船頭の舟に乗ったら、東山処か、伏見か、枚方辺りまで、流されそうです。
危ないですよ。
ちょっと遊び心のあるおでんの盛りにも、一人悦に入っています。

 

厚揚げが、美味いです。
おでんの中では、一番好きかもしれません。
京橋のJR駅前の立ち呑み「まつい」に行っても、おでんなら厚揚げは外しません。
それから、かならず注文する湯豆腐は、ネギも乗せてと言い添えます。

 

出汁が美味いです。
これは、たまらんです。
家のおでんは、ここまで行きません。
まだまだ、未熟です。

 

日々の修練有るのみ(呑み)です。
そっちじゃないと、言われそうです。
家呑みの、ささやかな晩酌タイムに感謝です。

 

日々の暮らしの中に、ささやかな幸せがあります。
ありがたい仏縁を得たと、感謝しております。

 

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。
それを、願うばかりです。
今日も一日、私も世の中も、平穏無事でありますようにと祈ります。

 

最後まで、センターの竹串のおじさんの話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。