''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

こんなものが、堪らないほど美味いなんて、やはり日本に生まれて良かった より。

朝から日差しはあるものの、風が冷たいです。
今日は、急遽オフになった日です。
少し朝寝ぼうして、布団の中でタブレットスマートフォンで、ネットしていました。

 

いつものは、4時半過ぎには目が覚めます。
布団から起きだすのは、5時過ぎです。
やはり、真っ暗です。

 

気持ちも少し凹みますが、まだ布団から起きにくいと言う季節ではありません。
昨日は、朝2時半に起きて、3時台には、家を出て4時半から仕事でしたから、クタクタでしたね。
夕刻になると、もう眠くなります。

 

次の日が休みなら、いつもより少しだけ晩酌タイムの幅が広がります。
朝が早いと、それもスクーター通勤なら、アルコールが残る事は避けたいです。
早い時間に切り上げます。
それに、日本酒は控えるようになります。

 

ですから、次の日が休みなら、日本酒が頂けます。
この時期、熱燗の日本酒のチョイスになりますよね。
熱燗の美味しい季節です。
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もちろん、鍋を肴にして、熱燗を頂きます。
箸おきにも、ごはんにもいいのが、白菜の漬物です。
こんなものが、これほど美味いと思えるのは、やは日本に生まれたことに由来します。
四季のある和の味です。

 

天にかつお節を天盛にしています。
もちろん、ムラサキもさしますが、白菜の味わいが、何ともいいです。
美味いです。
鍋に使う白菜とも少し違います。

 

美味いです。
もちろん、糠漬けの白菜も、これまた美味いです。
この年になって、より和の味に興味津津です。
和食の素晴らしさを考える上で、和食イコール料理屋さんの料理ではないと言う事です。
和の食とは、家庭の食事、家庭の団欒の食卓の味だと思っています。

 

ですから、漬物なんかは、本当の意味での和食でしょうね。
浅漬けにしても、糠漬けにしても、食卓の味です。
毎日、鯛やヒラメの造りは、食卓には上らないです。
その点では、漬物は、毎日の食卓にも上れます。

 

漬物を上品に、香の物と言うだけでも、格式が上がって、美味くなりそうです。
同じものでも、上下の節はありますよ。
禅の言葉、禅語にも「松無古今色 竹有上下節」と言うのがあります。
「松に古今の色無し 竹に上下の節あり」と読みますね。

 

仏法世界でも、人は皆平等と言うけれど、現実社会では、人は平等ではあります。
社会における地位や経済の不平等は、普通の事です。
この一字を持って、すぐさま、仏の世界を否定するものではあります。
社会での地位や経済的な優位にあっても、それがすぐに幸せの度合いと比例しません。
この辺は、私のような貧家にも救いです。

 

こうなると、仏法世界のような精神的な安堵があれば、幸せです。
それに於いては、竹のように上下の節はありません。
まさしく、平等です。
与えられた1日と言う時間も、貧富に違いはありません。

 

同じ一日なら、安穏に暮したいです。
どうすれば、安穏に暮らせるのか、やはり、心の三毒を廃する事でしょうね。
欲、怒り、愚痴、こうした毒が体に発生しない暮らしが、一番です。

 

仕事を終えて、晩酌タイムに、好きな肴で、熱燗を呑む。
これに勝る幸せはないです。
飲む酒が、2リットルパックの菊正宗でも、1升瓶で1万円する極上の酒でも同じです。
(そこは、貧家のひがみです)

 

でも、酒があればあるで、呑めばいいですからね。
肴は、鯛やヒラメの盛合せでなくても、白菜の漬物でも、多少の差はあるにしても、美味いに違いはないです。
自分にあった幸せな時間です。

 

お金持ちが、常に高価な美食を欲するとは、思えません。
テーブルに並ぶご馳走より、チキンラーメンの方が、好物だと言う事もありますからね。菜恨譚の言うように、あっさりしとした淡のモノの中に、本当の旨みがあります。

 

そう言う意味では、金持ちも貧家も、豆腐ならある程度、贅沢できますよね。
中には、1丁10万円もする数寄者の豆腐もありますが、300円~500円出せば、上等の類に属する豆腐が買えます。

 

そのまま、奴で食しても、湯豆腐にしても、他の食材と一緒に鍋にしても、美味いです。
講談師・一龍斎貞心氏の『徂徠豆腐』の数日も何も食していない荻生徂徠を演じる冷奴の食する幸せの表情が、思い浮かびます。

 

白菜も然りです。
漬物にしても、鍋にしても、これまた美味いです。
あっさりとした淡の旨みがあります。

 

これまた、貧富の違いは少ないです。
出来れば、国内産の無農薬の白菜なら、もっといいです。
ここは、富の力で、いいものが入る違いは、列記とした不平等ですけどね。

 

白菜は、明治に入ってから栽培された野菜だと聞きます。
すると、鬼平犯科帳鬼平も、白菜の漬物は食してないと言う事になります。
確かに、白菜の漬物を食するシーンはありません。
池波正太郎氏の食の時代考証の英知にあります。

 

そう思って、白菜の漬物を食すると、何だかご馳走に感じます。
ちょっと幸せ感がマシマシです。
今日は、豆腐にしてみます。

 

日々の暮らしの中、感謝して暮させてもらっています。
ありがたいです。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

 

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

 

最後まで、手酌の晩酌タイムの話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げ
ます。