''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

我が家の食卓ものがたり 即席手抜きの関東煮(おでん) 令和44皿目 より。

先日なら、隣地の工事が始まっています。
1年以上、売れずに放置されていた土地が、やっと売れて、その土地に新しい家が建ちそうです。
その工事が始まっています。


基礎工事は、なかなか我が家でも揺れます。
解体工事とはくらべものにはならないとは言え、朝から騒音が発生して、私のデスクの作業も、効率は皆無です。


とは言え、来年春頃までの工期のようです。
いやはや、運も悪かったのかもしれません。
家の周囲、3ヶ所が解体して、今回の工事を含めて、2ヶ所建設です。


一生の内、これだけ短期間で隣地で解体建て替えが、発生する確率は、ガンジス川の砂の中で、落とし物を見つける確率に近いかもしれません。
そんなこんなで、娘の小学校の帰宅時間、突然の買い物、夕刻の散歩と、天気と共に、不確定な要素が更に工事で見えなくなっています。


人生、予定通りには行かないモノです。
先日も、夕飯の用意は、私の担務ですが、用意にまごついて、それならと関東煮(おでん)にしてみました。
それって、真逆と思う莫れです。
手順をこなせば、何とかなります。


下準備に、大根、こんにゃく、牛すじ肉、玉子の用意をどう順番で始めるのかを考えます。
一番時間のかかるのは、玉子です。
私の手順で言えば、小鍋に水から沸騰させて20分で、ゆで卵完成します。


この間に、行平鍋に、切り込み入れたこんにゃくを茹でて、こんにゃくを取り出して、そのお湯で牛すじ肉をボイルです。
ゆで卵が完成した時点で、大きな鍋に、大根を投じて下茹でします。


ここまで来れば、大きな鍋に、関東煮(おでん)用意をして、白出汁ベースにして煮込みます。
後は、しばし放置プレーです。
練物と豆腐を様子見ながら、関東煮(おでん)の鍋に投入していきます。
どうにか放置プレーで、1時間半ほどで、関東煮(おでん)はとりあえず、完成しました。


味も、京風の澄んだ出汁の関東煮(おでん)です。
白出汁をしっかり利かせています。
美味しいと思います。
一番味にうるさい7歳児ゆうゆうが、おいしいよって言ってくれます。


風呂の順番で、嫁と娘が上がった後、私がお風呂タイムです。
そして、順番で夕飯を取ります。
私の場合には、晩酌タイムとなります。


私の配膳の盆の関東煮(おでん)を見ていた7歳児ゆうゆうが、大根が入っていると言うのです。
即席でしたので、私は味程度で、自分の中に入れたのに、ゆうゆうは自分には入って、怒っています。


とりあえず、私の大根の1/4を取り分けて、娘の皿に入れてやると、「おいしい」と言って食べていました即席でも、ちゃんと隠し包丁を入れたりして、短時間でも味が入って、煮えていたようです。
少し大根も気持ち薄くしています。


ゆうゆうは、大根の出汁の味が好きだと言うのです。
でも、こんにゃくは食べません。
確かに短時間では、こんにゃくに味は入り難いです。
中々の道理です。


禅の言葉、禅語に「佛界易入魔界難入」と言うのがあります。
一見すると、逆であって間違いかと感じますが、そうではありません。
衆生済度は、大乗の菩薩の第一の誓願だと聞きます。


その菩薩様が、魔界に入らずに、魔界で溺れる者に、上がって来いと言っても、無理な事です。
自分も自ら魔界に飛び込んでこないと、救えるものでないらしいです。
確かにそうですね。


魔界に居る衆生を済度するには、魔界に飛び込んでも溺れず、しかも他の正道にもどしうる力の自らにあることが必要だと言います。
確かにそうですね。

文殊薩様は、「色界に入って色惑を蒙らず、声界に入って迷惑を蒙らず」と言う境涯を得て居られます。
私なら、即色界魔界入りです。
凡夫は弱いものです。


茶人なら、自分の茶室で自己を清浄に保ち、茶人として如法に振る舞い事は、それほど難しいものではないと、喩えられます。
ただ、茶室を出て現実の社会においても、茶室と同じ和敬静寂で身を処することはむずかしいはずです。
確かにそうです。


茶道の精神世界と、我が家の即席関東煮(おでん)では、次元が違いすぎます。
そんなことも言葉の上からなら、「即作是食」なら、時短手抜きの我が家の夕飯にも、当てはまりそうです。(今日は、ここしか笑うとこはありませんよ。ねぇ、とおるちゃん!!)
ありがたいことです。

親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。              
ありがたいことです。            
            
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。              
ありがたいことです。              
              
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。              
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。              
ありがたいと感謝です。              
              
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