''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

チキンラーメンが食べたくなる歌声 より。

暑いですね。
でも、もうすぐ雨模様の予報です。
京都伏見でも、もう30分したら降りますね。
空気に雨の匂いがしています。

 

暑くなると、麺類が食べたくなります。
それも、暑い麺がいいですね。
冷たいそうめんやざるそばもいいですが、暑い時こそ、熱い物です。
まずは、ラーメンでしょうね。

 

若い頃、ラーメン屋でバイトしていた事があります。
夏場と言えば、すぐに冷たい冷麺をイメージされるかもしれませんが、当時は、ほとんど熱いラーメンがよく出ます。
1日に冷麺は、10食も出ません。

 

値段も、当時ラーメンが500円の時代に、750円だったと思います。
ラーメンライスで、650円の時代ですから、750円は、昼ごはんに高いと思います。
ビジネスマンでも、当時はアフターのコーヒー込みで、700円くらいのランチが一般的でした。

 

しかし、冷麺は作る手間もかかります。
芯まで麺を茹でで、麺を水で冷やして、いろんな材料を盛り付けます。

 

細切りキュウリ、チャーシュー、もやし、メンマ、トマト、それに、ネギ、ミカン、チェリー、そして、カラシにマヨネーズまでつけます。
1杯のラーメン作るに比べて、倍以上の時間もかかりますし、仕込みに時間がかかります。

 

絶対にもうかりません。
それなら、ラーメンに力を入れた方が、ずっといいですからね。
とりあえず、ラーメン屋さんと言うのは、儲からない商売です。

 

セントラルキッチンで、大量の仕込に、大量の麺とスープ、薄利多売を徹底したチェーン店なら、儲かる方法もあります。
1店舗で、莫大な利を得られる商売ではありません。

 

ラーメン屋ぐらいでなく、ラーメン屋は、商売として難しい商売なのです。
ただ、手軽に始められると言うのが、動機の1つでしょうね。
脱サラ、= ラーメン屋の時代もありましたからね。
現代では、競争力も高く、1年持たないラーメン店も多いです。

 

家で数杯作るなら、それなりに美味しい物も作れます。
ただ、商売にするには、リスクが大きいと思いますね。
客のニーズが多様化して、「美味しい」と基準が、明確ではありません。

 

その点、昔は良かったです。
それに顕著なのは、インスタントラーメンです。
イメージ 1

元祖・インスタントラーメンと言えば、外せないのがチキンラーメンですね。
私もよく食べました。
今でも、時々無性に食べたくなります。

 

要するに、刷り込みなんです。
子供の頃から食べ慣れている味が、ラーメンであって、これが美味いです。
要するに、母親の手料理と同じです。
子供の頃に、ミンチでカレーも作って居られる家では、カレーと言えば、ミンチカレーが常識です。

 

でも、世間さんとは違います。
ラーメンも同じで、その地域のラーメンに慣れた方の食べる美味しいラーメンは、地元のラーメンなんです。

 

インスタントラーメンも、これだけ激化した戦乱乱世の時代です。
でも、よく売れる上位のインスタントラーメンは、昔からの定番商品が、鎮座しています。
この辺が、難しいところです。
企画物も、いいですが、口に馴染んだインスタントラーメンは、美味いと感じます。

 

最近、あのCMソングが何気なく飛び足す事があります。

 

♪チッキンラーメン ちょっびっとだーけー 好っきーになってってっとてっと~

 

芦田愛菜ちゃんの可愛い歌声に、何となく歌っている自分があります。
最近は、あまり見かけなくなりましたね。
あの格好も可愛いかったですね。

 

でも、子役と言う括りでなく、しっかりした女優さんに見えます。
映画「阪急電車 片道15分の奇跡」でも、なかなかいい存在でしたね。
それが評価されて、第54回ブルーリボン賞の新人賞を史上最年少で受賞するという偉業です。

 

先日、インターネットのオンデマンドで見た映画「のぼうの城(2012年)でも、ちどりと言ういい役でした。
この映画も、なかなか面白い見ごたえのある映画でしたね。

 

構想に8年をかけたと聞きます。
という事は、芦田愛菜が8歳ですから、この映画の為に世に出たかもしれませんね。
齢8歳と言えば、まるで法華経提婆達多品第12に登場する龍王女と同じ年ではありまんか。
この映画でも、要所のカットの大役をしていると思います。

 

戦国時代映画としては、少し時代考証に無理があります。
石田三成英智を、微塵も感じません。
大谷刑部の人となりも、長束正家もあんな軽率な人物では、ありません。

 

この戦に、後の五奉行の2人が参加しているにして、全くそんな時代背景が出ていません。
長束正家は、五奉行の中でも、財務を担当していた有能な官吏ですからね。
1000石取りの侍と変わらない対応でした。

 

時代考証は、別にして、娯楽映画としては、大変面白かったです。
主人公の「のぼう」と言われる成田長親は、野村萬斎さんです。

 

こちらは、何となくぴったりのキャスティングでしたね。
「のぼう」とは、「でくのぼう」の略です。
しかし、なかなかの策士ですね。

 

忍城を、水攻めにしようと言うのか、愚かな策略です。
こんな小っぽけな城一つに、どれだけの莫大な費用をかける必要があると言うのか、財務担当者なら、絶対に反対です。
秀吉公には、うけが良かったと思いますが、相手が違っていたと言う事です。

 

この映画の「水攻め」シーンは、東日本大震災を思い出されて、少し見るに耐えない感はありましたが、人間が水に飲み込まれてゆくカットに関しては修正が行われたとの、記述がありました。(Wikipedia参照)

 

先日他界された夏八木勲さんも、和尚の役で出演されていました。
それに、正木丹波守利英を演じて居られた佐藤浩市さんの存在感は、ぐいぐいとありましたね。
時代劇でも、今後もっとその活躍の場を見てみたいです。

 

何もない平和な時代の日本に生きて来られたことに、感謝です。
ありがたいです。

 

日々の暮らしの中に、ささやかな幸せはあります。
ありがたい仏縁に感謝して、暮らさせて貰っています。

 

心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮らしたいです。

 

今日も明日も、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

 

最後まで、膝を食った大トリでない時代劇の話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。