''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

大阪市立東洋陶磁美術館 特別展 黄金の茶道具 展 見て来ました より。

どんよりとしたゴールデンウィーク中盤の5月4日でした。
今日は、中之島大阪市立東洋陶磁美術館 特別展 黄金の茶道具 展を見て来ました。
ちょうど中之島のフェスタがありましたので、人も多かったです。

 

そんな最中、大阪市立東洋陶磁美術館に行って来ました。
特別展 黄金の茶道具 展も、17世紀の唐物と言うサブタイトルが付いています。

 

テレビの鑑定団でも、陶磁器と言えば、この大阪市立東洋陶磁美術館が取り上げられることが多いです。
ここのお宝と言えば、国宝の「飛青磁花生」が有名です。

 

鑑定団でも、この飛青磁の偽物が出た事があります。
本物を知っていれば、騙されることはありません。
それほどに、似ても似つかわしくないのが、偽物の品の悪い飛青磁ですからね。

 

本物は、凄いですよ。
一見の価値ありです。
龍泉窯と言えば、元時代のもっともすぐれた焼物です。
いい仕事し過ぎです。

 

この花入れ(瓶)は、俗に玉壺春(ぎょっこしゅん)と呼ばれる器形で、均整のとれた形に、魅力があります。

 

大阪市立東洋陶磁美術館の会員証にも引用される程の逸品です。
何とも、女性で言えば、なまめかしい感じにも感じます。
ただ、品がいいんですよね。
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今回は、特別展 黄金の茶道具 展ですので、今回の逸品は、国宝の油滴天目茶碗です。
それに、国宝の青磁鳳凰耳花入でしょう。
こちらは、5月19日からの後期の展示になります。

 

国宝の油滴天目茶碗も、これまた一見の価値ありです。
同じような天目茶碗に、徳川美術館所蔵の曜変天目茶碗がもう一つありましたが、やはり、国宝の天目茶碗と見比べると、違いがはっきりします。

 

国宝であるが所以を、間近で分かります。
いい仕事してますよね。
じっくりと、鑑賞出来ました。

 

期間限定なら、梁楷筆の「六祖破経図」です。
伝ではありません。
パンフレットの誤記の修正を見つけました。

 

六祖慧能がモチーフです。
僧でもなく、寺男が六祖になったという曰くつきです。
禅の「本來無一物」で有名です。

 

ダルマ様の意思を継いだ方です。
Dの意思なら、ワンピースなんでしょうけどね。

 

禅の世界があるのは、ある意味この南宗の六祖慧能のお蔭でしょうね。
ある意味正統性のある兄弟子の北宗神秀の後継は、禅宗としては、はっきりと残っていません。
最澄も、ある意味北宗の影響を受けたするものもありますが、正式に教えを受けた物ではないと思われます。


北宗神秀が、それほどの人物か、水に入れたら、分かりますよ。
分かる方には、分かってもらえますよ。
禅語「入水見長人 」(みずにいれて ちょうじんをみる)ですよね。

女官のお風呂の接待を受けたいですからね。
如何わしい邪念など、全くありません。

 

今回の特別展は、「大坂の陣400年記念事業」の一環です。
中之島には、木村長門守重成の碑が立っています。
村の字が、邨の字になっています。

 

かつて、この地にあった豊國神社内に第6代大阪府知事西村捨三によって立てられたが、後に同神社が大坂城内へ移転した際、そのまま残されたとあります。(ウィキペディア参照)

 

浪曲や講談でも、木村長門守重成は有名です。
大坂の陣は、真田幸村信繁や後藤又兵衛基次だけでは、ござらぬ。

 

木村長門守重成は、イケメンと言う噂です。
歴女にも、人気でしょうかね。
ただ、知名度が低いかもです。

 

それにして、穏やかな一日を過ごせました。
ありがたいことでした。
昼ごはんの話は、明日にします。

 

日々の暮らしの中、感謝して暮させてもらっています。
ありがたいです。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

 

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

 

最後まで、緑の日に因んで緑釉の展示の多かった陶磁の話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。