''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

器の世界 平安象彦の竹皿 より。

先日、我が家に届き物がありました。
嫁のコレクションです。
中を開けると、平安象彦の竹皿です。

 

これは、いなモノをと、手にとって見ました。
竹皿は、初めて見ました。
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なかなか重厚な緑箱に、竹皿の文字です。
印も雰囲気があります。
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漆の漆黒の黒と、金箔を配した鶴の文様です。
なかなかいい仕事ですね。
唐草のマネではありませんが、そんな言葉が自然と口から出ます。
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鶴の様子から単鶴紋なら、一派的な祝いから、慶事に繋がる広い範囲で使えます。
もちろん、象彦の見どころは、その象彦の印でしょうね。
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漆黒に金泥の文字です。
なかなかいいんじゃないでしょうかね。

 

これに盛るなら、和菓子でしようかね。
先日のさくら餅でもいいし、京都出町のふたばの豆餅もいいです。
格調高さが求められそうです。

 

何盛ろうかと考えるだけで、大変楽しいです。
器には、そうした世界観が見え隠れします。
たかが器、されど器です。

 

漆器と言えば、英語で、ジャパニーズですよね。
陶器は、チャイニーズでしたっけね。
漆と言う特別な素材で、新しい世界が創造されます。
寒い冬でも、中の汁モノは冷めにくいです。

 

これが、すすると言う食生活に繋がるんですよね。
西洋では、嫌われるすすると言う行為が、日本に合っては、食の美の象徴ですよ。
茶の湯の世界でも、最後の茶碗のお茶をすすりきりますからね。
作法にあっては、理にかなったものだと思います。

 

ただ、そのやり方に、作法無作法を感じるのは、事実です。
そば屋で、そばをすすらないと、何だか美味しく感じません。

 

「ひっぱりなって」
そんな事言いながら、落語「時そば」の相の手も必要です。(こりゃこりゃ)
当り屋が、外れ屋になっても、然りです。

 

いい器は、手許に置いて使いたいです。
やはり、座辺師友の精神でしょうかね。

 

平安象彦と言えば、京都岡崎公園冷泉通です。
隣は、有名なあの○田さんのお屋敷ですよね。
業界では、あっちの世界(○色)でも有名と聞きます。
今から、20年以上前に、その噂を聞いて、存じていましたが、違う問題で、あれよあれよと、マスコミや国会でも、社会現象になったくらいですからね。

 

そんな古い話に、ひっぱりなってね。

 

少し少し嫁の器のコレクションが増えるにつれて、私の記事も増えますよ。
ありがたいことです。
いいモノが手に入りました。

 

日々の暮らしの中、感謝して暮させてもらっています。
ありがたいです。
心の三毒を廃し、心静かに安穏に暮したいです。

 

今日も一日、私も世の中も、平穏無事に過ごせますように、祈るばかりです。

 

最後まで、つーると首を長くした話に、お付き合い下さいまして、心よりお礼申し上げます。