''かんとうしょうえ''の痛風日記

一病息災と心得て、「よかった探し」をしながら、日々感謝して暮させてもらっています

我が家の食卓ものがたり ほうれん草の卵炒め より。

春と言うのに、寒い日々が続きます。
こんな春も珍しいです。
桜と言えば、花冷えという言葉がありますが、まだ桜も気の早い桜だけが開花しています。

 

家の玄関を出ると、すぐに桜並木の公園に出ます。
この辺りは、前の住居よりいい感じです。
前の住まいは、マンションでしたから、下に行くのも手間でした。
それに比べて、今度の住まいは平屋ですので、玄関を出れば、すぐに道路に出られます。

 

その分、景色は全く違います。
前の住まいは、ベランダからの景色も意外と楽しめました。
今度の住まいは、その辺りはない分、窓からの風景も住宅街の風景ですね。

 

いいとか悪いとかではなく、住まいですから、すぐに慣れます。
住めば都といいますからね。
一長一短があるのが、すべての物事です。
比べても仕方ないことですよ。

 

その分、住宅街ですから、静かです。
ご近所さんのいろんな音も聞こえますが、不便はありません。
地面との距離感がいいです。
少し花を植えられるスペースもありますので、伏見の長屋を思い出して、この夏プチトマトでも植えてみたくなります。

 

窓にも、簾をかけられるようになっていますので、なんだか風情を楽しめそうです。
夏になったら、近くの公園にでもバケツを持って行って、花火でもしてやりたいです。
前の住まいのマンションでは、そんな感覚はなかったです。
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ゆうゆうが、卵が好きと言うので、ほうれん草の卵炒めが食卓に出ました。
ゆうゆうも、ほうれん草も、嫌いではないようです。
よく食べてくれます。

 

まだ、食べ物の嫌いは、見当たりません。
ありがたいことです。

 

私の方は、熱燗のお供にして、ほうれん草も卵炒めを、肴にして頂きました。
いつものように、イチラーですから、一味唐辛子をフリフリしましたよ。
天には、鰹節をフリフリです。
薄い味も付いていますが、少し紫を垂らすのが、私の好みです。

 

まだまだ、熱燗の楽しめるとあれば、燗好きの私としては、この寒さも、いろいろ過ごしやすいです。
「酒は燗 肴は刺身 酌はタボ」と来れば、タボは漢字で書くと「髱」と難しいです。
私には読めません。

 

ほうれん草は、手軽で体にいい野菜の代表格です。
レストランでは、冷凍物を使うことが多いです。
値段が安定しているからです。
カットしてあるので、使いやすです。

 

もちろん、砂など噛む可能性のある茎先は、省いてあります。
味の事で言うなら、あの赤い先の部分が甘くて好きだと言う方も多いですね。
水上 勉の『土を喰らう日々―わが精進十二ヵ月』(新潮文庫)の中に、そんな台詞があったように記憶しています。

 

私は、ほうれん草は、もちろん卵炒めも好きですが、この寒い気温なら、ほうれん草の常夜鍋がいいです。
安い豚肉でもいいですから、豆腐と一緒に小鍋仕立てにして食べたいです。
もちろん、味付けは、ポン酢醤油です。(ちょっと古いフレーズですが、「間違いない!!」)

 

常夜鍋とは、これとは言うものは決まっていません。
白菜でもいいし、春菊でもいいです。
豆腐は、絹でも木綿でもいいですが、豆腐の持ち味という点では、豆の味がする木綿豆腐が、私の好みです。

 

小鍋の中に、だし昆布を入れて、小鍋仕立てにすれば、れっきとして日本酒の肴になります。
肉は、豚肉でもいいし、鶏肉でもいいです。
牛肉は、灰汁が出やすいです。

 

肉なら、しゃぶしゃぶの肉なら、それでもいいですね。
そんな贅沢は、言えないのが、私の立場です。
学生時代は、安いバラ肉でも、もも肉でも、やっていましたね。
それはそれで幸せでしたよ。

 

鍋は、私の中では、幸せの象徴です。
もちろん、一人鍋も悪くはありません。
遅く帰って来ても、一人鍋の支度が出来るようにしていました。

 

ほうれん草があって、豚肉があって、豆腐があれば完成です。
小鍋仕立ての妙ですよ。

 

日々感謝して暮らさせてもらっています。
平穏無事に過ごせるように、神仏に祈るばかりです。
ありがとさんです。