週末、嫁が朝から何かを作っていました。
それは何かと尋ねたらと言われる前に、香りでプリンだと分かりました。
子供のおやつにと朝起きて、プリンするのは、日常の中でよくある我が家の風物詩です。
蒸して、粗熱を取って、更に冷蔵庫に入れて冷まして、ランチの後のデザートになります。
この日は、週末でしたから、今日食べるんだと、6歳児ゆうゆうも気づいています。
プリンは、ゆうゆうの大好物です。
今回のプリンは、生クリームとサクランボのトッピングしてあります。
サクランボも缶詰でなく、透明なレトルトみたいな容器に入っているものですね。
軸も長くて立派です。
ゆうゆうは、まずサクランボから攻めるタイプです。
キングダムで言えば、蒙武将軍の力技的な所があります。
食べ物の好みでは、まず自分が一番前に出て突撃するタイプでもあります。
それなら、本体のプリンから食べればいいのに、そうではなく、象徴的な赤いサクランボを食して、これが手のついていないものでなく、ゆうゆうが食べているものだと自負したいモノでしょう。
キングダムの中で自負と言えば、騰将軍の王騎大将軍を支えて来たと言う自負があると、臨武君との戦いの最中、述べるシーンが象徴的です。
無口だと思っていた騰将軍が、いきなり王騎大将軍死後、面白いキャラクターになっているのには、驚かされます。
ゆうゆうが、騰将軍を見ると、いつもの言う臨武君との戦いの後のセリフが笑えます。
「あの世で同金(どうきん)、鱗坊(りんぼう)、録嗚未と酒でも飲むがいい」
続け様に、「今 俺を入れたよな」と録嗚未の台詞を間髪(かんはつ)入れずにいいますよ。
この台詞に、私が大笑いです。
それに、ゆうゆうが、騰将軍を見ると、「ここここ、コケコッコ」と言いますね。
騰将軍の王騎大将軍の口真似をモジった笑いです。
そうそうよく録嗚未は、死んだことになっています。
いじり方が笑えます。
それを6歳児のゆうゆうが、どうも理解しているのかどうか分かりませんが、私と同じ所で笑います。
親が笑っているから笑っているのかと思うと、笑いの壺が違うところもあって、自分で面白いと思っているから笑っているようです。
ユーチューブでも、キングダムのいろんな動画が流れています。
すぐに消されることもあって、それは仕方ないことですから、登場人物の顔と名前は、覚えているようです。
エンディングに流れる動画の中で、墳墓で見つかった石像になった将軍の顔が出て来ますが、それをそらんじて答えることも出来ます。
漢字を見て名前を覚えることは難しいですから、音だけで覚えているみたいです。
スーパーに行っても、時折キャラクターが商品に印刷されています。
少し前には、ワンカップの日本酒に、キングダムのキャラクターが印刷されていた時がありました。
それでも、李信だとか、麃公(ひょうこう)将軍だとか、キャラクターが印刷されていたのを見て、大興奮していました。
麃公将軍好きのゆうゆうですからね。
それに対峙する童顔に見えるの趙の慶舎(けいしゃ)将軍も大のお気に入りで、髪型が好きなんでしょうね。
変な6歳児です。
子供ですから、甘いモノが大好きです。
嫁手作りのプリンは、大好物です。
まずは、旗に見立てた赤いサクランボを攻略してから、プリン本体に攻め込みます。
キャラメルソースも、じっくりと味わうタイプのようです。
それからの生クリーム、口に含んで苦みを調整しているみたいです。
なかなかの知恵を使って、プリンを楽しんています。
プリンを食べきれば、お皿に残ったキャラメルソースを、お茶の茶碗の最後まで、スプーンで口に投じます。
行儀が悪いので、注意しても、我関せずと言わんばかりの自分の余韻を楽しんでいます。
食べ物に関する自分の世界観があるようで、見ていて可笑しいですね。
先日も、鰤のいい冊があったので、私が刺身に仕上げて、ゆうゆうのお皿に持ってやりました。
子供用に少し薄い目に切っておりますが、量は減らしていません。
他のおかずにも目もくれず、一心不乱に、鰤の刺身を完食してから、次のお皿に移ります。
あの攻め方は、蒙武将軍の力技的な攻撃に似ています。
他に好物があっても、まずは刺身から攻略しています。
勝利のパターンになっているか如くです。
サラダなら、胡瓜から攻めています。
最強は、シーチキン胡瓜でしょう。
シーチキンも好き、胡瓜も好きで、「好きと好きで大好き」です。
夫婦して、誰に似たのかと、いつものように攻められています。
ありがたいことに、私のプリンも用意されています。
いつものように、頂いています。
何度も作ると味も上達してきます。
見た目の差はあると言えど、味は良く頂きモノをする洋菓子店のプリンにも負けていません。
甘味が抑えてある分、私の口にはよく合います。
こちらは、返す言葉も見当たりません。
プリンにご満悦の表情の中、娘と話す呼気が、プリンの香りがしています。
本当に、1つだけ食べたのか、それともこっそり数個食べたのか、疑念が生まれますね。(笑)
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。