先日の10年一度の大寒波も凄かったです。
大阪では、雪は降りませんでしたが、九州とかでの雪の報道には驚きました。
JRの神戸線とか、止まっていたのに驚きです。
とりあえず、我が家でも寒いとなれば、熱々のモノを食したくなります。
やはり、鍋と言うのが定番ながら、我が家では毎夜毎夜鍋三昧です。
冷蔵庫に、豆腐が常備、白菜が常備、揚げさんが常備、その他に人参、キノコ、それに、牛肉か豚肉のスライス、はたまた最終兵器の冷凍庫の肉団子が、活躍してくれます。
肉が豚肉なら、俗に言う「常夜鍋」です。
独身時代の鍋の最終系です。
葉物は、白菜でも、ホウレン草でも、春菊でも何でもござれでしたね。
この日は、豚肉のスライスがあって、蒟蒻があって、豆腐があって、厚揚げがあって、白菜があってと、いろいろとアレンジできました。
ただ、蒟蒻を使いたいというなら、これは豚汁でしょう。
ファイナルアンサー?
そんなこんなでファイナルアンサーで、決行です。
少し大きめの鉢に、たっぷりと具沢山の豚汁入れました。
舌切れそうな熱々で、湯気が写真に写っています。
蒟蒻は美味いです。
豚肉は、ほぼほぼ出汁です。
もちろん、我が家お得意の白出汁ベースにしていますので、出汁が効いた豚汁です。
私はイチラーですので、一味フリフリしてからの、青ネギたっぷりです。
7歳児の娘も、ネギは大好きになってくれています。
唐辛子は、ダメなようです。
最近納豆に辛子を入れていますので、こちらもすぐに克服してくれると思います。
食べ物のスパルタ教育です。
関東煮(おでん)に辛子を添えて、シュウマイに辛子を添えて、冷やし中華に辛子を添えて、トンカツに辛子を添えてと、まだまだ、スキルアップも必要です。
そう言えば、蒟蒻をメインに入れた汁を、俗に「たぬき汁」と呼びます。
色からだけです。
本当にたぬきを使いません。
きつねうどんと言っても、狐は入りませんし、たぬきそばと言っても、たぬきは入りません。
同様に、蒟蒻をメインに使った寒い時期の蒟蒻汁をたぬき汁と言います。
江戸時代、五代綱吉公の御代に、僧の隆光が寒い時期、何か食したと申して、たぬき汁を所望したら、時代は生類憐み令であって、そんなもの出せないと言ったとか言う逸話を聞いて、武家ではたぬき汁という食習慣はなかったようですね。
僧なれば、殺生禁止の中でも、そうした特別な言い回しがあったのは僧侶の符丁だったのようですね。
昔はどの業界でも、御店で使う符丁があったわけです。
店内で、値段をお客の前で言えないので、符丁を使って、店員のモノが指示をウケて、売価を決定するわけですね。
今でも芸人さんは、符丁で言う事が多いですね。
符丁と言うのは、素人に知られていないのが前提ですが、それが前に来ると、これまたやりにくいです。
寿司屋で、お茶をあがりと言いますし、生姜をガリといいますね。
素人が、符丁を使うは、ご法度です。
寄席の芸人なら、客の入りは悪い時は、海に見立てて、シケてると言いますし、1から10までの数字も、特別な符丁を使うようですね。
明石家さんまさんなんか、「チェー万」とかよく言いますね。
不思議な世界ですが、ゲンの悪い言葉を、ゲン良い言葉に変えるのは、特に客商売の鉄則です。
スルメなにアタリメ、硯箱なら、アタリ箱、葦なら葦津(あしず)は葦簀(よしず)となります。
芸人さんも客商売の職種も、ゲンは担ぎますね。
私もゲンの悪いことはしないようにしています。
それは大事だと思います。
言霊(ことだま)と言われるように、ゲンの悪い言葉を発すると、悪い結果に繋がります。
一度発した音は、取り戻すことが出来ませんからね。
注意したいものです。
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。