朝から暑いです。
夏ですからね。
暑い暑いと言いながら、夕刻庭に打ち水して、縁側に座って、発泡酒でも冷の酒でも飲めたらいいでしょうね。
それじゃ、落語の『青菜』のご隠居さんと植木屋さんの話ですね。
『植木屋さん、青菜はお好きか?』
手を叩いて、奥様を呼ぶ。
そして、奥様の答えが、「鞍馬から牛若丸が出でまして、その名(菜)も九郎判官(くろうほうがん)」と不思議な返答が帰って来る。
夫婦二人の符牒ですよね。
それを知らない植木屋さんは、誰かおいでになったと勘違いです。
昔から、この義経に限って、「九郎判官(くろうほうがん)」と「ほうがん」と呼んできたが、最近では「はんがん」でもいいと聞きます。
不思議ですね。
もともと、左衛門尉(左衛門府の判官)の事を「判官」(はんがん)と呼んできたことに由来する。
検非違使を兼務することもあったようで、義経は検非違使の少尉(衛門尉を兼務)しているので、「九郎判官(くろうほうがん)」と呼ぶようです。
今で言えば、裁判所と警察を兼務したみたいなものですから、地方裁判所の判事と警察の警視か警視正みたいなところでしょうね。
名目だけの役職です。
塩治判官(えんや はんがん)、塩冶高貞の事、こちらも左衛門尉だったことからですね。
こちらを捩って、上記の名を借りた『仮名手本忠臣蔵』の登場人物としても有名です。
浅野事件の亡君・浅野内匠頭を、塩谷判官(えんや はんがん)と言いますからね。
こちには、赤穂が塩で有名だったから、塩と言えば、赤穂=浅野と言うことになりますね。
青菜に塩として意味合いもあって、落語の「青菜」では、判官と言えば、塩谷判官をイメージさせているのではないかと思われます。
落語の上では、その名(菜)を食らってしまったの「食らう」と「九郎」ダジャレですね。
分るかな? 分んねぇだろうな。
松鶴家 千とせさんのそんな昭和のフレーズが懐かしいです。
食らうと言えば、先日、讃岐うどん以来、我が家の昼に、うどんがよく出ます。
この日も、温玉盛のぼっかけうどんです。 (タレは、まだかけていません)
4歳児ゆうゆう用の子供盛です。
胡瓜の細切り、白ごま、シンブルな味わいにしています。
これこそ、うどんの麺の旨味が分かります。
分るかな? 分んねぇだろうな。
のど越しもいいし、小麦の味がするのもいいです。
コシもあって、素人でも美味さは分かります。
4歳児ゆうゆうも、無心になって食べます。
夏の昼ごはんは、麺に限ります。
麺ならすぐに九郎判官になりますね。
暑い最中の作り手の苦労は、まさに苦労判官になります。
コロナ禍の中でも、どこにも行かずに、家で家族と少しています。
ささやかですが、幸せな時間を過ごさせてもらっています。
ありがたいことです。
親子3人のささやかな暮しに感謝して暮させて貰っています。
ありがたいことです。
ささやかな「よかった」を探せて暮させてもらっています。
ありがたいことです。
日々の暮らしの中、心の三毒を廃し、平穏無事に暮らしたいです。
神仏に手を合わせて、感謝して暮らさせてもらっています。
ありがたいと感謝です。